【安価】白野がファンタジー世界で小宇宙を燃やすようです3
- 1 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2015/11/05(木) 18:36:13.04 ID:c6Pwmk4E
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｢白野がファンタジー世界で小宇宙を燃やすようです3｣
・このスレは、適当に作ったごちゃ混ぜファンタジー世界に｢聖闘士星矢｣の設定を突っ込んで始めるも、
諸々の事情でエタった安価スレ｢やる夫がファンタジー世界で小宇宙を燃やすようです｣の続編です
・｢聖闘士星矢｣の設定と言っても、かなり粉砕してばら撒いて使っているのでそこらはご了承下さい
・このスレは健全です、猥褻が一切ない、安心！ 上のは誰かさんの妄想です、スレ内ではまずありえません
・そして百合は猥雑ではない、いいね？
前スレ
ttp://yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1413283819/
前々スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15257/1388664862/
- 3510 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/30(土) 17:57:50.02 ID:xZPYMdV4
- 獅子王は白乳上じゃね？
- 3511 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/07/30(土) 18:17:11.48 ID:5KJFwdec
- >>3509
星5の弓か槍が欲しかったので福袋をやったわけよ、かぶらなくてよかったです（青さんとジャンヌを持ってた）
でも孔明も欲しいなあ！！
>>3510
乳上は変わらんけど、色は何色なんですかね、あれ
さて、ウナギ食べながらイベントつくらにゃ
- 3512 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/07/30(土) 18:18:28.71 ID:5KJFwdec
- ちなみにふさたんが好きな長編はパラレル西遊記です
元々西遊記は好きなので
…お師匠様も欲しいなあ！
- 3513 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/30(土) 18:32:26.39 ID:8iCwy+iu
- 電王で同じことやった結果、三人消えかけててんこもりフォームフラグになった とかもありましたね＞２時間後、４時間後～
- 3514 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/30(土) 19:57:40.72 ID:MO3pRBKr
- クッキングママでトラウマになった子供はいっぱいいたと思うの＜パラレル西遊記
魔界大冒険と夢幻三剣士とアニマル惑星もな！
はくのんとギルえもんの劇場版とか原作崩壊待ったなしやなと思う茹だった頭
- 3515 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/30(土) 20:02:14.49 ID:8iCwy+iu
- トラウマにはなってないがケモナーに目覚めかけた知人はいた＞アニマル惑星
- 3516 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/30(土) 20:57:02.26 ID:IeFo8JaO
- パラレル西遊記は挿入歌かっこいいよね
そういう意味では夢幻三剣士も良かった
- 3517 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/31(日) 20:28:03.60 ID:kU+QeILV
- 挿入歌と言ったら小宇宙戦争も神。
- 3518 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/07/31(日) 21:56:20.51 ID:08B9dNoY
- 宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)かｗ
小宇宙戦争となってるとコスモウォーズで聖闘士星矢っぽくなるねｗ
- 3519 ：管理スレッドその５>>1-4をご一読ください：2016/08/01(月) 01:53:15.91 ID:q4feEd8/
- やべぇｗ 素で間違えとったｗｗｗ
まったく違和感無く小宇宙戦争って書き込んじゃったぜｗ
- 3520 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 09:53:19.94 ID:WTekQ1Ce
- 本当は昨日やるつもりだったのだが、重要な用事ができてしまってな…
取り敢えず今夜、少しイベントを投下する予定じゃよ
シン・ゴジラ超面白かったです
- 3521 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 19:58:10.96 ID:MlPutDal
- よし、投下するぞー
今日は短い
- 3522 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 19:58:37.71 ID:MlPutDal
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ﾊﾊ
(lｺﾟ=)
/ ﾊ ﾊ ∧∧ ∧,_∧
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| / ⌒ヽ / ＝ヽ ／ ＝ヽ
/ y / =ヽ | | Y | | = |
(ξ二ノ ＝/ .| | | ﾉ | | |
| | `iー- ｍ／ ／ ／／ | ／ ﾉ
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学校内の生徒が、一定の落ち着きを取り戻したのは称賛に値するだろう
何しろ、神によって自分たちの虐殺宣言が為されたのだから
無論理由はある
一つ、自分たちと同じ立場にいる二人の王女が、毅然とした態度で現状への対応を始めた事
一つ、王国軍大将の曹操、そしてロイヤルガードである水銀燈の存在
一つ、学校の警備任務に指折りのエースパイロット、クワトロ・バジーナが付いていたこと
一つ、学生にも実戦に耐えうる生徒が多数いた事
一つ、曹操が学校に予定よりも多くの戦力や武器（魔導鎧、曹操の知り合いの強いおっさん等）を運び込んでいた事実
そして
- 3523 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:00:10.44 ID:MlPutDal
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｜ V / ィ＿ノ: / : /. : . /: . :{从ｨｿ.
Ｖ/ ,' 廴＿ ィ : l: : : . ｌ . :／ ＼: . .
｛{ | . . : : : : |: : : l : :/ ＿＿ Ｖ: :
｀ | . . : . : : ｲ : | | : : : : ､_廴／≦ Ｖ:
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｛､＿ノ /. : : : : : : l´ｒ弋仗 ゝ:| 二￣ /ｲ: . : : .
ﾞー‐ ｲ: |: : : : : : :ゝ ￣ ヽトゝ ｛ V . : : :
l: :|ヽ : : : : : 三ｿｨ ′ ﾉ : : : : :
ゝ:{ ＼: : : : 彡' l ゝ : : : . . : :
＼ ｀＼ ヽ: : : :ヽ ヽ,,`,,, ; ; ;_,;z;; ;, ､） : . : : : : :
｀ヽ￣￣￣｀ ､ ﾉ: : : : : ＼ ､;;='''ﾞﾞ"~´ ∠ゝィ: : : : : :
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「良いか、学生諸君！ 俺はこの日の為に…アレスを倒すために準備をしてきたんだ！」
「見ろ！ このＡＴを！ ＡＴに見えんだろ！ 王国の遺跡から発掘された、神をも殺しうる古代兵器だ！！ これが有ればアレスだって殺せる！」
「だが、アレスを引っ張り出すには、俺一人の力じゃあ駄目だ… そこで、諸君らの力を貸してほしい！！」
飛び込みでやってきた、アリー・アル・サーシェスの存在である
ブラックリベリオンでの英雄、アレス神殿に突入する聖闘士を助ける為に、神殿の入口を封鎖し、
背後から聖闘士を襲おうとした狂闘士の軍勢、数百機を単騎で屠った傭兵
彼の功績は少しでも軍事を齧っている人間なら誰でも知っているレベルであり、
その戦闘力の高さ折り紙付き、そして何より、彼が「アレスを倒せる手段」が有している事が学生達を大きく勇気づけた
学生達が落ち着いたのを見計らって、一定年齢及び条件以下は校内のシェルターへと移された、
講堂に残るのは、曲がりなりとも兵士として戦える学生のみ、その数およそ300人
- 3524 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:00:36.69 ID:MlPutDal
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（それは良いとして）
彼、サーシェスの存在に対し、壇上の曹操、そして
（（（（白野はどうした））））
「サーシェスと組んでアレスを倒す」
白野から伝えられていた青銅聖闘士達は疑問に思った、何故この男一人が学校にやってきたのか？
そもそもこの男は信頼できるのか等と彼らが疑問に思っていると、
大講堂の扉が勢いよく開かれ、伝令兵が飛び込んできた
- 3525 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:01:23.54 ID:MlPutDal
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「伝令！ 大通りから狂闘士の大軍が大門に向かっているとの事！」
突然の敵大軍の出撃に狼狽した若い伝令が、講堂の入口から大声で凶報を叫んだ！
何という迂闊か、そのような重大な報は曹操の所まで直接持ってくるべきだ、
今は士気が下がる事が命取りになるというのに！
「クワトロ大尉に対応させよ！」
学生達に怯む姿は見せられぬ、曹操は即時に対応を始めるが、
伝令の対応は状況を理解していないものだった
「む、無理です！ クワトロ大尉の部隊は校内に発生した狂闘士を殲滅し、現在補給中で…」
何故ここで何も言わず応の声が出せないのか、曹操は内心苛立った
確かに、クワトロの部隊は現在動く事が出来ない、それは承知している
だが、大防壁は例え千機の魔導鎧…狂闘士が攻めて来ようと破れるものではない、
故に、実際の所誰が守備に就こうと大差はないのだが、エースであるクワトロがその任に当たる、
そう思えば学生達とて安心する、嘘も方便だというのに！
…しかし、戦場の機微が分からぬ未熟な伝令兵を責めるのは酷という物だろう
「分かった、ならば」
私が行く、曹操が言おうとしたその時
- 3526 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:01:58.88 ID:MlPutDal
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,.. -─‐- ､
／ ヽ
i ,. -─‐- ､ i っつ
| ,∠.＿＿＿＿_ヽ っつ
γ⌒ヽ O O,,}､
弋___人″ ノ ）
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{二二二}
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その時である、伝令兵を押しのけ、野球帽の男と、二人の少女が講堂に飛び込んできた
「だ、誰か来てくれ！ 大防壁の向こうに人が取り残されてるんだ！」
「あれは固法先輩ですわ！」
「怪我をしているのか、蹲って動かないのですわ！」
その言葉に、講堂内が騒然となる、風紀委員の固法美偉はそれなりに有名な存在であったからだ
- 3527 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:03:23.54 ID:MlPutDal
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. -‐＝ｰ-ミV廴__,
ー=≦: : : : : : : : : : : : : ≦メ.
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／ ／.:.:/. : : : : : : : : .∨ﾍ: : : : : : :.
ｲ : 7. : :, ′. : : : : :.∨. : ∨ﾍ. : : ∨: ＼
: : /. : /. : : :.!: : {: : :.:∨.:.∧: :.＼: :∨: : : 才
: /: : , : : : ::i !: : { :,∨.:∨.:.∧: : ,: : : : : : :≦
/: ／ｲ 厶: |:|:. :.{ :}: ∨: Vｨ.: }: :.i: 乂. : : ミx
イ. /ｲ:.ﾄ:ヾﾒ从: {八才イ八N;: : |:ﾄ: : :ー=爻
.: :ｲ: {从i:示x＼:{.7^ff云77 /:.从: : : 爻⌒
: .八:ハ弋Vﾉ ! ､込:才:/:./ 八. :爻
:/ｲ{ﾊ: ::., j! ｲ/イrく: !{/ハ
}:/从 ヾ ｲ. LN从
＼ 辷_ :ュ ／ .／∧
-‐=＝ ￣≫ __ ,.ィ ／. : : : 〉､
／. : : ７ ／. : : : :／ ＼
∨. :／ 《. rfｧ: ／ ー-
,': : : : : :ｉ: : : |: : : :..|: : i: | ㍉: : : :､: : : : :.ﾍ
. ,: fY: ;′|: : : |: //:.:| : :|:ﾘ ㍉: : ヽ: : : : : :.
ｉ: ゝ}:.ｉ: : |: :/i:!'ノ: :/!: /／ ミ: : __: : ｉ.: : :.
|:!:t〈:.|: :,ﾊ､{从i: :/ j/'´,y'斧ミｘ Y´z ヽ:!: : l:i
. 从{:Y:.､:.{ ,y≧ｘ:/ / ″弋:::う′ : ゞ::ﾘ }:..:.:从
/ i:|:.{: :∧{ いrj ´ t:ｿ,.ｲ: : : | ヽ
从:ヽ: :∧ ゞ ′ , ‐ ': :|:..: :i:|
ヾゝヾﾍ ｀ /: : : : :|: :.:从
i: :.. , ‐- , ' ｉ: : : : ,′:/: :ヽ
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. 从ﾄ､:{ };ﾊ : | f_{ ,／ /: : :/: : : : :
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ざわつく講堂の中で、十数人の学生が出口に向かって走りだした
最早自分の判断で行動するしか無い青銅聖闘士達と、生身で狂闘士と戦えるだけの力を持った学生たちだ
「……」
曹操は彼らを止めようとはせず、残った学生たちを見回した
今出て行った力を持つ人間達より、軍人達より、アレスとの戦いでは、
この者等、力を持たない人間がどう動くかが重要であるからだ
彼等が学友を助けるために何か行動を起こすのなら、アレスとの戦いに負けることはないだろう
しかし、残された学生たちは戸惑うばかりで、動こうとはしなかった
（…それも仕方がない、か）
幾ら軍事教練を受けていようと、彼等は只の人間である、
神とその下僕と戦え、急に言われてはいわかりましたとは行かないだろう
サーシェスも又、曹操と同じように学生達の様子を見守っていた、その表情は硬い
- 3528 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:04:09.98 ID:MlPutDal
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「このままじゃ先輩が殺されちゃう！」
動かない学生たちを見て、焦ったように騒ぎ立てる野球帽の男
その横に立っていた二人の少女は顔を見合わせ頷き合い、
自分の体をペタペタ触りだした、二人共、同じ場所を同じ順番で触っている
（…なにかしら、あの動き）
野球帽の男はよく知っている、二人の少女も朧気ながら曹操の記憶にある顔だ
…そう考えていると、学生たちに動きが有った
20人ほどの女子学生が、一斉に出口に向かって走りだしたのだ
そして、幾ばくかの逡巡のあと、それに釣られるように、講堂の学生、その殆どが大防壁へと向かい始めた
- 3529 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:04:40.54 ID:MlPutDal
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- 3530 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:05:19.50 ID:MlPutDal
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学校を囲む幅4ｍの遊歩道、それがイザという時には15ｍも迫り上がり、鋼鉄製の本体を表す
それが4ヶ所ある校門と合致することで、対魔導鎧戦を想定した大防壁へと様変わりする
そして今、その防壁の上に多くの学生があり、大通りで起きている光景を呆然と見つめていた
確かに狂闘士の大軍は居た、その数は数百機に及んだだろう
確かに固法美偉は大門の前で蹲っていた、危ないところだったのだろう
しかし――
- 3531 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:05:55.25 ID:MlPutDal
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ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:;:!ﾍ / !ヽ ,ｨ'|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,、
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/ ﾊ;:!;i;:;:;:;:;｀;:;:;:Vヽ ! /;:/;:;:;:´;:;:;:;:;:;:!ヽﾉ;:' ﾍ
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通用門を抜け、大通りに出た、青銅聖闘士たちを含む十数人の学生達は、
一応固法先輩を庇うように立ち、状況を見守っている
「先輩、こういう時はどうしたら良いと思いますか」
あまりの光景に、若干引き気味の櫻井螢は、隣に立つ御坂美琴に尋ねた
「どうしたらって、見物してる他無いでしょ」
なんとなく絡繰りがわかった美琴は、
彼等に良いように誘導されたかと思い、「彼女」の部下である青銅聖闘士達を見た
「「「「……」」」」
全員、防壁上の学生たちと同じような呆然とした表情をしていた、
どうやら彼等も知らなかったらしい
- 3532 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:06:34.37 ID:MlPutDal
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／ ／ : / : :}_:_|: ﾉ ヾ: :≧ﾆ´_: |ヾ: ヽ
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{{ : : :/: /. ∧////1///∧ﾊ!///.八///}: : ≧=--z＿
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r一,ィ|≧ﾙ＼: :{!/ミ､//| |＼/////{ i / |ﾙ'/∧/////i}!/////}!} ^ﾏ_⌒)
| / ∧ ＼__＿V//X//.ﾙ:! :〈／///∨./////∧ー―---==´￣⌒ー´
ヾ./ / ヾミz ×//}.ｲ ｿ＼:}/////////////_ゝ
＼ ∨i!}///У ///⌒ー=≡=-≦_{
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ライフルが、バズーカが、ランスが、トンファーが、スラッシュハーケンが、
拳が、金棒が、ビームが、狂闘士の大軍に存在する全ての武装が、
その只中にいる、一人に向けられ、そして放たれていた
しかし、その唯一人は、それらにまるで気を向ける様子もなく、
時に跳ね、時に回り、時に走り、時に歩き…マントを翻しながら、群れの中をまるで踊るように移動していた
狂闘士達は必死だったはずだ、しかし、彼等の渾身の一撃は、只の一度も彼女に触れることはなく…
そして、はためいたマントの裾から光の粒がこぼれるたびに、狂闘士達はその動きを止め、消滅していった
- 3533 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:07:02.83 ID:MlPutDal
-
,. : ´: :￣: : : : :｀ヽ_ -‐ ￣ 、
_. .／: : : : :ヽ: : : : ;: ＜_ -－ .＞ ＿＿ /:/, . :-: : : : : : :-ヽ
_ -‐: : : ': : :./: : : : '; : : ヽ ￣｀＜ｰ-=＜ー- ''"￣ ／ ＜:_:_:_,: ｀: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞:-r:':´:ヽ
￣,イ: : : ::i: : i: :_: ト-_: :ヽ ｀ー‐ -,ー 一' ／: : : : : : : : : : : : : : :／:／: : :':´: : : : : ヽ
/: : :ｉ: :l ,:ﾘｌ: ﾊ:! ｰ,-､＼ _ ／ /: : : : : : : : : : : : : : ／: :/: : : : : : : : : : : : :!:ヽ
/: :,: :.!: :l:/,rT.ッ` :j ヽ: ヽ二>＜－｀ - _ /: : : : : : : : : : : : : : /: : :/: : : : : : :/: : : /: : /: : ヽ
ノ´.ﾉ' Vj:ﾉﾘ ´ ’ﾉl:/: : :/:ゝ-＞ 、 ＞ ､ _ ヽ,!: : : : : : : : : : : : : :_: : : /: : : : : : /: : : :/: : /: : /: |
く ＿‐=ニニヽ: :.＼ ＞: : : : : :‐- _ : :.|: : : : : : : : : : :／: : : : :ﾚ: :,:､: :,.ｸ:-:ﾅT:.ﾌ ,!: :/: :i:.|
_ヽ‐ ´ ＿‐ニニ二二二}: : : : ＞､／: : : : : : : : : : : : : : :.!: : : : : : : : :／:_:_:,:-:':´: ／:ヽ/:!-'´/'´__/ イ: : :,ﾘ
,. ': : : :､_ . ,イニニニニニニニ'_: : :ー-: : :＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: イ:ー:-=/: : :,: : : / /,ﾊ |: ヽ: !
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／:_: :-‐",ｲ=/ |ニﾆ‐／,イﾆ,二二二二ﾆ＞､＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :´:／:r: : : : : :.|'´ ｀ 'J !
, :' '" ,ｲﾆニ､ lﾆ-‐' ./ﾆﾆ'二二ニ二ニニﾆヽ‐- ＿￣ ‐- ＿ :,:-: : : : : ,: : : /イ:,: : : : : : : ! ヽ
,.:／ .,.-=-,-〈二{ﾆへ.／ .,.イニﾆ{二二二ニニニﾆﾆ}､: : : : : : : :ｰ-: .＿ : : : : ／: : :/: ,ｲ:/: : : : : :ヽ: :! u /
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. ／: : :./ /ﾆ/ﾆ二',≧､//ﾑ .l／ニニ{二二､ﾆﾆ/ニ＝-‐＝ニｰ-､ ｰ- ﾆVミ､ ヽ ＼､:i ､: : : !ﾘ ￣/
,.': : : : :.:' ./=ｲﾆニ二',ニi.l ／／｀"＜ﾆﾆニ二二ﾆ／二二二ニニﾆヽ. ＿ ニﾆミヽ￣ |ヽ ＼ ヽ:/ ,. -r＜-- ＿,/
/: : : : : :{ {/.,仁ニニﾆｉﾆl ´／ ＿ ｀'＜二ﾆﾆ＞､二二二ニﾆ/／￣_ -｀ヽ ＿ ニﾆ|::/ﾐ￣ |´＼ , >∠_ ﾄ､|ミﾆヽ
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イ:.:f|::､ﾄ ﾚ" ´弋|Vﾚ: : :.:.:.:.:.:. :.! |: : :,: :{人 弋zり 弋zり ﾉ'}: /}: ,: |
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あれは白野である、聖衣の形状は違うし、前髪で目元を隠しているが、間違いない
しかし… 彼女はあれほど強かったのか、咲さん以外の三人は思った
(攻撃が見えない、光の残滓で辛うじて攻撃したのがわかるくらいね…)
(マントをうまく使って体の動きを隠してるのもあるけど…)
(というか、あんな立ち回りをする奴だったか？)
(あれが白銀聖闘士の実力… 私もいつか…！)
白野の戦いをよく知る者と、そうでない者の差は大きい
咲さんは盛大な勘違いをしてしまったが、他の三人は疑問を抱いた
彼女の戦い方がいつもと違いすぎるのだ
- 3534 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/04(木) 20:08:05.10 ID:C7ESfe7j
- 白銀聖闘士というかそれ以上になってるしな
- 3535 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:08:10.95 ID:MlPutDal
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時計座の白野の戦闘スタイル
それは良く言えば極めて堅実で、悪く言えばまるで華の無いセメントな物だった
隙が出来るからと飛ばない、走らない、蹴らない、
フェイントを掛ける必要も殆ど無いから使わない
飛び道具はほぼ牽制用(相手が死なないとは言っていない)
基本はすり足で間合いを詰め敵を威圧、そして隙を見出せば瞬時に相手の懐に踏み込み、
強烈な拳撃を見舞って相手の気勢を削いだ後、死角狙いの近接戦闘で仕留める
それが彼女の基本スタイルである
逆に言えば、彼女が基本スタイルを崩して戦うような相手は、
彼女にとって強敵という事になる
- 3536 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:13:03.67 ID:MlPutDal
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/７ i / ノ＿ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.＼.:.:.:ヽ
/ / L ／ i ／７ニ∧ .:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:.:.:.ヽ.:.:.:∨
L ＼＿ ＼ ﾉ//|ニニ＼ {.:.:l.:.|.:.:.:.:.:.／,,≠ｧ.:.:.:.:V.:.:.:ヽ
. ｛ ＼＿二ヽ ｝ ////ニニニﾆ＼ ∧.:i‐十､从',,芹l i.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.＼
｀ー--´ ／////ニニニニニﾆ＼ iヽ代芹 弋沙 }.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀.:.:.:.:.:......＿ .....:.:.:.:.:.:.
｀ー-- ´////／ニニニニニニニ＼ ∧.:ヽヾ ' , i.:.:.:.:.i.:.V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.∨
｀ヽ////／ニニニニニニニニニニ｀ｰ ＼.:.:＼` イ!.:.:.:.:.i.:.:.V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:＼.:}
＼ニニニニニニニニニニニニ＼ﾆヽ.:.:.ヽ/,`i.:.:.:.:.人.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.＿￣.:. ｀ー-.:.:.:.:.:.＼
＼ニニニニニニニニニニニニニ｝.:.:.:.:.}Vi.:.:.:.:V/|ヽ.:.:.:.:＼.:.:.:.:＿.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼￣｝.: }.:.:.:}
＼ニニニニニニニニニニニニ/.:.:.:.:.ｲニヽ.:.:.:￣.:ヽ _=-¨￣／.:.:.:.:.:.ー .:.:.:.:.:Vi.:{ ／.:.:ノ
＼ニニニニニニニニニニﾆ{.:.:.／ニニニﾆ「｀ｰ､.:}＿__／.:.:.:.:ヽ｀ヽ.:} ヽ.:.:.:i ￣) {∧.ヽ
｀ー――――――､ニニ∨ニﾉニニニﾆ!｀＼v＿ﾆ}￣｀_ .:/ i./ ／.:.:.:.:.ﾉ ＼
｀ー―ニニニニ∧ ＿＿ -=￣ ／ /´.:.:.:.:.／
}ニニニニニニニニ/ニﾆｲニヽ ( /.:.:.:.{
／ニニニニニニニニ/ニﾆ/ﾆニﾆﾑ {.:.:.:.:.∨
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ヽi:i:i:iノ＼ニニニニニニﾆ/ニニニﾆ/ )
, -く｀ｰ-､二｀ｰ､ニニニﾆ〈ニニﾆﾆ/
／ ー ´ ／/｀ｰ-....二｀￣｀ニニニﾑニﾆ／
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＼//////////∧￣=///////////////,ヽ
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では、今の白野はどうか
走っているし、飛び跳ねてるし、空中で逆さまに成りながら回転したりしてるし、
なんかポーズ決めたりしてるし、狂闘士の頭上に華麗に着地して髪を掻きあげたりしている
そして何より、動きが遅すぎる、これなら一般人にも彼女の動きを視認できるだろう
本来の彼女の動きは既に光速の域に有るはずなのに
それでも敵の戦力は彼女の足元にも及ばない、加勢の必要はなさそうだが、これはまるで
- 3537 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:13:35.42 ID:MlPutDal
-
f,} ｲ { r.､ ハﾟヽ
ﾉ ヽﾉ } .} ｀´
ヽ / ‘. .{
＿＿ _>=ミ､ _ノ ヽ_, ィ
_ ｀ヽ _r- ､ ／￣￣｀ヽ ＿ __ >イ´:
_> ＼ ヾ' { ./::::::::::::::::::::/ __＞:.:.｀ー'￣＜ ヽ::::::
ヽ ＿⊥ ＿_ ＞^＼ /:::::::::::::::::／ ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｧヽ::
`ーイ／￣｀ヽ r-､ __r､ , ＜:.:.:.:.:ヽ ＼:::::::7::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ
く:::::::::::::::::‘.__ 厂Yヒｧ-- ､ とア＼ ヽ___>x ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}. ヽ/::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-､ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ > ⌒ヽ Y ヽ!ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:./ _/::::::::::::::::::::ヽ Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
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「まるでミュージカルを見ているみたい」
防壁の上で、誰かが呟く
銀色の鎧と、純白のマントを纏った戦士、恐らく女性だ
残念ながら前髪が目元を覆っているので、一体誰なのかはわからない
それがまるで踊るような動作で、狂闘士の大軍を一方的に屠っていく、
確かに舞台上の出来事か、特撮のような出来事だった
だが目の前に起きている現実である
そう、狂闘士は倒せるのだ、決して無敵の神兵などではない
「そうだよ、倒せるんだよ…俺達の親だって、あいつらを倒して国を守ったんだし…」
「武器や魔導鎧だって充分あるって曹操様も言ってたよね！ 戦えるよ！」
「ああ、それに…死ぬにしても、逃げて死ぬよりは戦って死ぬ方がマシだ！」
「あんだけ辛い教練を無駄にしたくないしな！」
絶望に塗りこまれていた学生達の心に、戦意が戻ってきた
- 3538 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:14:21.12 ID:MlPutDal
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イ 从: : ＝:ーi=ミ/}: r才云二￣: : ′八
乂.:ｲ: : :.斗f示ｘ N(７r乞:ﾊﾒx : /=ﾐ !{f^
７八刈^{ ゞ=ｲ ゞ==ｲｲ/ｲ ﾉ从
从ﾊ j: /rーく}/
ヽ ､__ ＿, __ . ｲ才ｲ
r:.:.＼ } }三三二ﾆー‐=＝≠,
. 八:.:.:.:.:＞-ｒ＜斗r '"´ / ∧
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. }二才 }／ } / /.^＼ }: ',
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. }l {: イ/ 〈彡" }
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| ! / i / ! ! ', ', l
| i l / ヽイ / / / ' , ! ＼ l
| l i/ 灯心!／ ､_/∠＿＿＿_＼i /
| l ｌ[i 込ｿi＿ Y ￣ ,ィ≠＝ｧヵ ヽ ｧ'⌒ヽ
| 八 込 ＿ノ ｀ ﾏ 乂zソノ r=≠V /⌒ !
| i ｉ ｉ ﾉ ゝ ノ ２ノ /
| l l!杁 〈 ｀ ー‐ ´ ＿／}
| l | ∧ ｲﾌ /
i/ ! ＼ ゝ _＿_ , ／ |iヽ /
{ | i心 ｰ . ' {ノ !/i
i | i! ヘ. _ ≦ ／ / ! /
| ｉ | | i r‐┴――‐≠ ' / ｲ /
| ｌ＼l ヽ / /／ ｉ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…なるほど、そういうことか」
防壁上の状況を察知し、一刀は得心した、白野はわざと見栄え良く派手に戦うことで、
それを見た者を勇気づけようとしたのだと
（という事は）
保護した固法先輩を見る、彼女は防壁の様子を伺い、してやったりという顔をしていた
彼女、そして恐らく講堂に飛び込んできた三人も、この計画の共犯者だったのだ
- 3539 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:14:54.71 ID:MlPutDal
-
_ . : : :_¨¨¨ : : .
/| }__ノ／: : : : : : ＼
/:ﾉ ﾆﾆフ: : :} : : : ',
／:/ ﾆﾆフ: :/ｆ-/ : }
. /: :}三≧i.ヾ}:ﾎ ""ｨﾎヾﾉノ＼
/: :∧ ｀i iゞ' ゞ' /|: ﾍ : ＼ ＿＿＿＿__
. {: :/ ∧ ,:ヽ - ｲ: |: : ﾍ: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. {:/ / :r〉 ∨:ヽｰi´¨}‐‐､: : {_:｀￣: : : ‐= ; ‐､: : }
. }{ノ: : { ', ∨: }､}､_,}ﾌﾉ {:＼:ヽ : : : : : : : : ヽ}: /
〈:.ゝ、人 〈 ヽ: :ヽ ヾx ヽ 、ヽ} : : : : : : : : / /
ヽ }ヽ: :＼ / ヽ_〈O} } } ＼:}: : : : : : : : :{: {､＿
(: (/: :/}: :＼‐-' ,r───‐〈 ヽ: : : : !: : {: ｀ｰ‐ ､｀ヽ
ヽ＼i r‐-‐-<￣ヽ _,.}: : : : ゝ、:＼_ ＼ ヽ:}-､
. ＼ヽフ ,i___ﾉ､＿ =-‐丶: : : : : : : : ＼ｰ､}ー-' ﾘヽ}
. ／ //ノ´| ﾏ', ＼ﾉｰヽノ｀￣
｀´〈/ ! O ﾏ', 〈 ＼
' } }. ヽﾉ＼
〈｀￣￣ } } }ミx､,,,＿___＼ _
' ｀￣￣ // ヽ￣¨'ｨ〈'"￣_/
ｉ ／ｲ | _,. <i／ニム __ヽ
| , イ二彡'´ |z'´寸ﾆﾆﾆﾆﾆム ／
|／／|＿＿|―‐┘ 、寸ニﾆﾆﾆム´
l／ィ´!ﾆﾆﾆﾆﾆ=' |＿_ヽ_寸ﾆﾆﾆﾆム
｀ ｰ--!ﾆﾆﾆﾆﾆ '‐ﾞ 寸 ﾆﾆﾆム
,ﾆﾆﾆﾆﾆ 寸ﾆﾆﾆﾆ ,
}ﾆﾆﾆﾆ ' 寸ﾆﾆﾆﾆ ,
∠ﾆﾆﾆﾆ/ 寸ﾆﾆﾆﾆ ､
. ,ｲﾆﾆﾆﾆﾆ ' ｀寸ﾆﾆﾆﾆz､
/ﾆﾆﾆﾆ=／ 寸ﾆﾆﾆﾆ= ,
. /ﾆﾆﾆﾆ／ 寸ﾆﾆﾆﾆ ､
,=ﾆﾆﾆ ' 寸ﾆﾆﾆ=
. , ﾆﾆﾆ ' ヾﾆﾆﾆ=,
, ﾆﾆ= ' ヾﾆﾆ=ゝ
,ｲﾆﾆ, ' ヾﾆﾆ=ゝ、
. /===/ ヽ=== ∧
/ｒ-‐-{ }-‐‐‐‐-､
/´ミ====ヽ _ ／-‐‐‐‐‐ ∧
ヽ: : : : : : : : } { ｀￣￣￣ ´ヽﾉ
. ｀￣￣￣´ 'ミ=======彡}
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(嘘も方便、ということかしらね)
メルトリリスが念話で話しかけてきた
(んー、なら私達はこれからどうしようか)
(え、何、何なの？)
もう、狂闘士は数体しか残っていない、白野はその前で決めポーズらしき物をとっている、
こちからかではその顔は見えないが、恐らく真っ赤だろう、あれで恥ずかしがり屋な所があるし
(希望の光である白銀聖闘士様を、こちらも相応しい格好で迎えようじゃないか)
一人気付いて居ない咲に状況を教え、一刀は言った
その言葉に頷き、青銅聖闘士達はそれぞれのドッグタグを取り出した
- 3540 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:15:14.88 ID:MlPutDal
-
こうして、狂闘士の大軍は壊滅した、呆気無く、たった一人の聖闘士の手によって
- 3541 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/04(木) 20:17:09.39 ID:MlPutDal
- と、今日はここまで
学生達を元気づけよう作戦
立案者：固法美偉
演出：パワプロ君
振付：キマシ軍団
主演：白野さん
こんな感じですねー
ではサラバダー 眠い！（シンゴジをレイトで見てきた為）
- 3542 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/04(木) 20:18:12.98 ID:C7ESfe7j
- 乙でした
固法さん立案だったのか
- 3543 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/04(木) 20:24:18.09 ID:YOalrPdQ
- おつおつ
これは後にミュージカルとして残りますね
しかし狂闘士の絶頂期はデビルガンダム輸送時の襲撃戦だったなぁｗ
- 3544 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/04(木) 21:34:01.51 ID:xr6qHFfJ
- 乙乙！ 前座ですらないな
- 3545 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/04(木) 22:22:44.74 ID:nzoER5Jx
- 乙でした～
パワプロくん何にでも役立つなｗ
- 3546 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/05(金) 19:25:22.56 ID:/u3xpARv
- ～あの後何があった～
・マントをバサる白野、パワプロ君達は激しい戦いを予想したが、バサっただけで白野は振り返って戻ってきた
・見ると残っていた全ての狂闘士の頭に拳大の穴が
・白野「どう？ 私凄いでしょ、こんな感じで狂闘士を倒して結界内の人に勇気を与えるの」
・パワプロ君の駄目出し「シンプル過ぎる、華が無い、わかりにくい」
・白野さんショックを受けて凹む
・固法さん「でもその方向性は間違っていない」とフォロー
・運良く（？）狂闘士の大軍が発生
・固法さんがあれを使ってもっと派手にやろうぜ！ と煽る
・パワプロ君が演出を考え、キマシA,Bが白野さんの決めポーズなどを即考案
・白野さん「私にこれをやれと…」
・固法さん「やって？」白野「い、嫌です…」固法さん「嫌って言ってもするんだよ、決めポーズを」
・現在に至る
- 3547 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/05(金) 19:35:18.47 ID:RJfvZByf
- 完全に尻に敷かれてるじゃないか（歓喜）
- 3548 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/05(金) 20:42:42.53 ID:18paBE35
- これも全てアレスのお膳立てのおかげよ（唐突なアレスage
- 3549 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/05(金) 22:20:09.13 ID:eJBjnRAR
- やるんだよ！決めポーズをヨォ！ｗ
- 3550 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/05(金) 23:24:35.00 ID:DXIXVt1t
- ●REC
- 3551 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/13(土) 00:04:28.91 ID:JXWq8mxv
- パラレル西遊記は挿入歌かっこいいよね
そういう意味では夢幻三剣士も良かった
- 3552 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/13(土) 19:00:36.30 ID:vuYbxGO/
- 修羅場を乗り越えて明日からようやく盆休みです（瀕死）
イベントは作ってるけどもう少しまって待ってくれよな～頼むよ～
- 3553 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 19:47:15.89 ID:iC6asMEE
- 20時過ぎからイベントー ただし白野さんイベではない
- 3554 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:06:48.51 ID:fSWIGzpH
- おつかれですん
- 3555 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:19:55.81 ID:iC6asMEE
- よし出来た、イクゾー
- 3556 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:21:02.08 ID:iC6asMEE
- ～聖域～
(三二ニ=-{ ﾊマﾆ=＝-爻{ }rーュ≦ア爻
⌒⌒⌒⌒ ー - 斗 三二ニi 爻爻}ハhﾊh爻爻爻rく去り爻ｒ＝ュ
_ ｀ヽﾆ=- {_ __爻爻爻爻三二ﾆ=＝-=＝ニ丶三二＼
⌒⌒⌒{ﾆ=- _⌒三_ |_ __爻メz__爻Y ん爻爻爻爻爻爻＼三二
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＿(_二ﾆ=-＿ -=ﾆ二三_ |__ 爻爻メﾊｲク爻爻メi|:::::i|:::::i|＿三二ﾆ=＝-－ ￣ﾊ
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: : : : : : : : : : 爻_: : : : : : : : : : ヾ: : 爻}i|i{| | |ゝ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} | | |::::::| | | | | | /￣ ' --
: : : : : : :爻爻メ⌒ヽ ＞-=＝＝＝爻.j{j ! ! !爻ｆ≧:i:i:i:i:i:i:|:...| | |::::::| | | | l .／ /______
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- 3557 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:21:37.07 ID:iC6asMEE
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.ﾘ､ ! .ｌ ヽ |ﾞ'v.| ヽ,・.i i ,..-'・'"! l '. l!:::::":::~~ﾞ'|゛ !'j<,,,,,ン┴''ｽコ/.ノ'゛...`'ぐ.:.:..＼
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「グラビトン・ハンマァァァァァ！！」
「グワアアアアッ！！」
地獄の番犬座、ケルベロスのアルゴの鋼鎖球を用いた必殺技が狂闘士の群れに叩きこまれ、大規模な破壊を生み出す！
「…今だ！ ジャギ！」
「シャァア！ 北斗千手殺！！」
「ガッ…」
そして巨犬座、カニスマヨルのジャギの切れ目のない追撃！
マッハ5、白銀聖闘士屈指の刺突が無数に繰り出され、浮足立った狂闘士達にとどめをさした！
- 3558 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:22:05.96 ID:iC6asMEE
-
ＮVVVVVVVV＼
＼ ＼
＜ ｀ヽ､
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼
//, '〆 ） ＼ ヽ
〃 {_{ ⌒ ヽ_ │i|
ﾚ!小§ （●） （＜） | ｲ
ﾚ §. （__人__） |ﾉ
＞ |ｒ┬-| ｨ
⊂⌒ヽ / `ー' く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
, - ―――-- ､
,r-_'´＿＿_ ／｀ヽ ヽ
/,///-――､ヽ ,l __ ｀､!|
rヾ--' ／ V ／ ヽ l|
! || ´￣,.-|___, ＿,,.＜ヽ､
L,_,- ――― '´ /ｲヾ=/ =,ゝ/
,!/ ／l |ヽ== L }i} .__
/ // ﾘ |i､_Y/i_Y__L
/ ／,-―― 'ﾘ ! -- ,l {｀ヽ
/ ／／ / ノ ヽヽ＼
/ ／／､ _/_／ / i､ ヽ ヽ
/ ＿／イヽ ＞ -――'￣ノ--- ' ´￣ヽ､ヽ ヽ
' ――― '´ V￣ , -‐ ￣ , --＝==ヽ｀､ヽ ヽ
＞, ／ ／ , -== ｀> ヽ
_／_／ ／ ,. ＜´ ｀ヾ＼ ＼
/ ,／ ／
｀ヽ ,. - ' /
／ー‐ ' /
ヽ ／
｀ー――― '
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「お、終ってたか、ここらは片付いたみたいッスね！」
「あちらの殲滅も終わったで御座る！」
連携で敵を殲滅したアルゴ、ジャギのもとに、空中から音も立てず降り立つ銀蝿座、ムスカのギャル夫、
そして猟犬座、ハウンドの点蔵
「へっ、時間がかかったじゃねえか」
「俺っちらの技、基本タイマン仕様だからしょうがねーっすよ」
「その分、一体も漏らさず仕留めてきたでござるよ」
ジャギの軽口に悪びれなく応えるギャル夫と点蔵
「そうは言ってもよぉ、こういう事も有るんだからお前らも多数を相手に出来る技を開発しろよ！」
「…逆に俺は広域破壊特化だからな、一対一となると…」
- 3559 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:22:51.28 ID:iC6asMEE
-
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､ .ヾ:::::::::::iｌ:} .,メ;:|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/_____ヽヽ::::::/ ﾘ∠___ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ '´‘;!iﾒj }.|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ Ｖノ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ヽ＝ﾆ三) ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |::::::|::::::|:::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
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{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(おい！ そっち終ったんならこっちの守りを手伝え！)
戦場のど真ん中で技談義を始めようとした4人の脳裏に念話が届く
「…そうだ、こんなことをしている場合ではなかったな」
「ああ、固まってる連中はかき乱してやったからな、後の相手は散兵、大分ましになったろうぜ」
「では、やんねえ香殿達に合流するで御座るか！」
他国と同じように、そしてより苛烈に、聖域は数千にも及ぶ狂闘士の軍団の襲撃を受けていた
突如高まり、世界を覆ったアレスの小宇宙は聖域の結界に綻びを生じさせ、その内部に狂闘士の侵入を許したのだ
しかしアテナから聖戦の布告はいまだ無く、聖闘士たちにはそれらと戦う事が出来たのである
- 3560 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:23:41.62 ID:MVWFfiRy
- 聖域も攻められてるのだっけ、まだ余裕そうだな
- 3561 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:24:23.47 ID:iC6asMEE
-
, . : : －: -. . 、
,.イ : : : : : : : : : : : ＼
,ｲ: /: : :/: : : : : : : : : : : : .
/ : /: : :/: : : : :ヽ: : : : : : : : ヽ
/ : ;': : : ﾊ: ヽ.: : : : ;: : : : : : : ヾ:.、
|: : l: : : :l l:.i : : : : : ﾊ:{: : : : ヽ: Nヾ
|: : l: : : :l八从ﾑ:i: : :八:ﾊ: : : i: : |八
l: : :l: : :仍心、ヾ八 : : }ヾ、: :.l: ｌ:lﾉ
,: : : ; : : ゞ:ﾂ .ィ斥ﾔﾊ: :j人}
/: : 从 : : l , ゞﾂ .∧:.}:.八
／: : : /: ; : : l、 r ‐., ,.ｲ: : : : : : ＼
_. . : : : : : :/:_人: : :l.＼_｀_ .イヽi:＼: : : :＼: : : :￣ : .ヽ
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聖域への侵攻を許した以上、黄金聖闘士達は十二宮の守りにつかねばならない
必然的に主力は白銀聖闘士となり、彼等は大軍勢相手に如何に戦うかを議論した
狂闘士は執拗に十二宮…その先のアテナ神殿、そして若年者の集まるパライストラを狙っていた
十二宮には何の心配もなく、パライストラも聖域内では高い防御力を有した施設である
そして、諸々の状況を有効活用して戦う作戦が立てられた、
青銅聖闘士達をパライストラの守りにつかせ、
数人を残して白銀聖闘士は敵陣に切り込み、その戦力を削りながら、狂闘士の進行方向を出来るだけ十二宮へと誘導するように仕向ける
可能な限り子供たちを危険に晒さない方針だ、十二宮の最初の宮、白羊宮を守るアリエスのルイズの同意の元、この作戦は即座に教皇、そしてアテナに承認された
- 3562 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:26:03.48 ID:iC6asMEE
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ノ ' /:ハ:ノ: :.ﾊ ヽﾉ' -彡:./: :.:.|: : !: : ヽ: : : : ヽ: : : : :ヽ
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.V!.ヽ` .V:::::::/.代.ノ≧z､l:/_.!:::/ ,ｨＶトゞr夕／ ﾊ::/ ./| 〈
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l. ， ./ !.ゝ-- .イ ::::; , ＼. ／
l:. ，' .|:i:i:i:i:i:i:i:i! :::; / ＼／ヽ
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しかし、それでもパライストラ防衛戦は熾烈を極めてきた
パライストラに繋がる主要道路は二人の白銀に守られているが、
側道や獣道を通って多数の狂闘士が正門前に集結していた
「戻ってきた途端にこれとか！」
アンドロメダのアナスタシアは円柱状に展開させた星雲鎖で狂闘士達の一斉射撃を防ぎながら叫んだ
「良いから黙って戦え！ これが終わったらお前には言わなきゃならんことがあるんだからな！」
その背後から電気機械座、マシーナ・エレクトリカの清麿の放つ電撃が、複数の狂闘士を仕留めていく、
狂闘士はアレスの小宇宙によって生み出された存在だが、
機械構造を有しているため、電撃は彼等にとって致命的な攻撃となるのだ
- 3563 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:27:07.95 ID:iC6asMEE
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メﾍｰ､ゝ￣｀ヽﾉ｀ー'＼,､ノ＼､ー､
ノ｀乂〉 ｀ヽ ゛ ,，-‐―｀ヽ-'＼,.....､
.:弋ﾊ ゛ ,ｨ'´ ｀ﾍ., `､
. ::::〈ﾊ,〉. ､＿.,'ｲ, . ∨ ﾍ
: :::::〈メ〉: ／,;/.ノ′. ,ゝ , ､.|:::. l
:::::∨）:: ヽﾉ'／ ..,／""/" ,.,ｲｿ, ｉ ､ｉ.ヽ， ｉ
:::::::ﾒ､ﾄ､,._ ,ｨﾒ√＝‐'/' ,ｲ__,ｲ/ /'!ﾉ!ﾞﾉ!.ﾉﾘ.:｀＼
. .::::::::::.ゞﾙﾇﾐこ厶彡ｉ'yｰｨf赱ﾒ` ﾉ'ﾋｿﾙﾉi^v,､__.::::_ヽ.
:.:::::::::::::::::ﾄ､ﾞ,ク'´ ﾟヾ :〉,i,' .' ､＿ '_, 'ｲｉ!|ﾍ. i ヽ,､ﾒ､_》
::::::::::::::::::,|..＞'ヾ. ｀ヾ≧､｀ｰ '／!ﾄi!i¨｀ ゝﾍ ゝ､i!
｀ヽ､丿.,,,'/.:ﾊﾞ ヾ ..＿ ｀ヾﾄ≧ﾊi ´ ｀乂｀´ヽ-ーゝ'
ﾞ ,ノｉiliｉ| ::: ﾊ:. メ´.:￣￣｀ヽ.ｉ!ヾ廴 ヾ.＼､
､ ;ｉ ゞil!､ ::...ヾ､'´ｰ､::::::....... ＼ﾉ｀ゞ ﾍヽ＼､
:.＼ﾞ､ ＼il､｀ヽ.∧::: ￣` ヽ､._ ）ﾘ ヾ)
:::::＼!. ヽililiﾘ∨､::::... ￣ ー' =._ ﾉ'
ヾ:.､ ﾍ 〕三ﾄﾊ!＼:::::::.... ＿,=＝―.=､.
＼._ー.＼ﾟ.:／＜!ﾒ､ｲ.､__ヽ::::::::... ,ｨ彡三三(（..οﾟヾ､
;;ﾒ;;;;｀ヽﾃ'｀;;;;i;;;;;;ヽ;;;;､＼ゝ ＼:::::::.. ｲiｉ/ﾒ＝'￣￣`ヾ='ミ､
';;;;;;;;;;;ｲ;;;;;;;;;;;;i!;;;;;;;ﾍ;;;;;､/ ヽ::::: ﾍil i'´ ｀ヽ〉
;;;;;;;;;/;;!;;;;;;;;;;;;i;;､;;;;;;ﾊ／ ヽ::::. ヾ!,.- ∨
｀ｉ!ヽ'-メ⌒￣ ´￣ ∨ ﾍ:::::::::::/ ,ﾊ､ ∨
.ﾉヾ/メ､＼ ∨ ﾞー-/ /ﾍ::i , ∨
.｀ヾﾄｰ'ﾉ ＼ ＿,.ﾊ / / ｀¨i! /､ i ヽ
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. ＼:;;;;;;;;:. 丶 '､.'ノ ′ ,':::!.| | /
｀ヽ:;;;;;;;;;;;;ﾍ ,′ ,'::::i | | /
ヽ:;;;;;;;;;;;;丶. ′ ∧.ﾉ | !'
∨;;;;;;;;;;;;;ﾍ ｉ ,′ .! ﾍ_
∨;;;;;;;;;;;;;ﾍ ﾍ ,′ ゝ._ ﾉ
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「何？ 愛の告白ー？」
やはりアナスタシアの影から、冠座、ノーザンクラウンのイリヤは敵陣に向けて巨大な火球を放つ
茶化すような言葉だが、その顔は真剣だった、
着弾地点では猛烈な火柱が上がり、少なくない数の狂闘士が消し炭と化す
「愛する人がいるのって良いよ！ 温かいし、気持ち良いし、色々楽しい…しっ！！」
勢いを止められた狂闘士の群れに向けて、
カテゴリーリーフ、カースヴァインの沙耶が聖衣の両手のアームパーツから複数の触手を放つ(そんな機能はつけてないbyルイズ)
そして絡め取られた哀れな二体の狂闘士が、その締め付けによって無残にも断裂した、コワイ！
- 3564 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:27:51.08 ID:iC6asMEE
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二二二二二二ﾆ∧＼｀￣´ .ノWWWW`ーr― ´|__ノ二二二二
二二二二二二:/ｲ:`´|｀￣￣i´:::::::::::::::::::::::::::| |二二斗 ￣＞
二二二二二二ﾆ:)ｲ:: | .|ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ」L. ﾉ '´ . ＜二
二二二二二二二〃/＼.,..-┴=∧∧∧∧' `く. ,，イ二二二
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．--"―‐- ミ/:.:.:.:.:.: ﾞ､ :.:.:.:.:.:. ＼.:.:.:.:.:. | l! !
ｆ ﾞ, .′:.:.:丶:.:.ゝミｭ:.:.:.:.:.:.＞,:.:.:.! l |
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∨ __l＿.i:i:.:.:.:ﾍｷ==ミxヾ〉 ィ斗ﾃレ’ i
ﾂ ／ jﾊ:.:.:.:.:i弋ｚｿ ＼ ﾞ ｰ' |_ ｒ‐ｫ ｒ､|ヽ
ゝｆ /:.:.:ヽ:.:.:! ′ ﾉ¨ ￣ ヾ:ハ
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ｷ./〉〈/:.:.:.:.人 ヾ:ゝ ｆ_! ﾉ∨ | ヽ:.:.ﾊ＼
∨ ./:.:.:.:/ i｀ヽ/＞. イｼ/ ヽ. l :.:.:.ﾊ. ＼
{_./:.:.:.:/ i! ヽ-ﾉ＼ ￣ ノ j ﾊ ∨ |､ ､:.:ﾊ. ヽ
/:.:.:.:/ .l! .}| ／ヽ.／ヽ " ｉ l ∨ ! ﾄ､ i:.:..ﾊ ､
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./:.:.:.:i! i.ﾞ. ∧ ﾉ__ｊ＿./ ム--'--「ヽ.ノ ＼j" |:.:.:.:ﾊ. i
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//:.:.:.:.:.:.l! ./ / .′ ﾞ } |:.:.:.:.:.:.i |
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「え、清麿、マジ？」
「説教だ馬鹿め！！ 白野から事情を聞いたんだからな！」
「やべっ、ばれてた…」
焦るような声を出すアナスタシアに、ガチギレしている清麿
しかし、そんな状態でも二人の視線は敵陣しか見ていない
白銀聖闘士達とは違い、彼等青銅聖闘士にそこまでの余裕はないのだ
「たっぷり説教してやるからな！ だから死ぬなよ！」
「…うん、解った！」
- 3565 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:28:46.42 ID:iC6asMEE
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ｌ´/:::::ｌ:::::ｌ::::::ｌ:::::',::::::ｌヽ/ ｊ/ｌ::::::::::::::ｌ::::::::::::::!:､::ｌヽ
ｌ::ｌ::::::::!::::::',:::::ﾄ,:::ﾄ,::::! ,ｨTﾃヾ!:::::::::::::|:::::::::::::ｌｌ:ﾊ:!｜
´/::::::/::::::::ヽ::ｌヽ:',ヽ:! ´り ｊ,.!:::::::::::/:::ｌ::::::::::ﾊ! l!/
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／:::／ ｌ:::::::ｌ;::::::::｀り ヾ'､ ｌ:::::://'´ ｌ:::::::::ﾄ, ｊｲ:::
-'´‐'"´ !::::::ハ:::::::／ ::::｀` ｌ:, ' ｌ:::::::ｌﾉ-''",.ｲ
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ヽ| ｌ:::ハ:| ヽｒ‐ ― ,.‐''´-'ヽ!:.:.:.:.:.:.:.
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′ ｀,､＿ ,.-'´ヽヽヽL└,:.:.:.:.:.
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「戻ったぞ！ お前ら、よく持たせてくれた！」
「先輩！」
最終防衛ラインを守る鋼鉄聖闘士、そして成り立ての青銅聖闘士達への指示を終え、
青銅聖闘士のリーダー格、ユニコーンのシンが前線へと帰還した
「まだ行けるな？ 俺が突っ込んで敵を切り裂いて回る！ お前たちも前に出て、撃ち漏らしを確実に仕留めてくれ！」
「了解！」
彼の実力は既に青銅聖闘士のそれを遙かに超え、白銀聖闘士と比較してもそのトップレベルに有る
この戦線での戦力の要が戻り、防戦一方だった青銅聖闘士たちは一転、攻勢を開始するのだった
- 3566 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:29:45.75 ID:iC6asMEE
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! ヽ ,ノ／ ／ ＼/ |
. ＼ !__/ / ／ { |
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. l ', ｝ / / ＿＿ ／ 人 {
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. ∧ !／ / / ,ノ /
∧ { /＿/＿／ , イ
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. ∧ ﾄ､＿＿＿＿＿＿／｀ヽ /:::::::::::::::::::::::::: ｝｀7'ヽ
. ＼_人 ＼ ,ｲ {,:::::::::/￣＼／ / ﾄ､
{ ﾄ､＿＿＿＿ ／人 /::::: /⌒＼ ＼/ / }／￣￣ !
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. ∧ ( ∧｛￣{ __о0０0о_ ｝ ∧
∧ { ∧＼_｝｛ _,ノ} ｛__ ｝{＿＿／! ∧
＼ ', ＼ / ﾄ--ｲ｛＿￣､__{ / } } ｛_／＼
＼＼ ＿__,ノ｛ /} ﾄ､__人ヽ==∧ノ / ,/＼＿ 〉､
. ＼ ＿＿,／/ ｀ヽ ｀二 ／ / ／ ￣ ＼
ﾊ ! }＿ ＿／ ∧ i_／}/⌒ﾄ､
/:::::＼ ＼＿_,ノ ｀Y´ !__, イ 〉＿_,ノi_,／i_/
|:::i!:::::｀ヽ ＼＿＿,ｲ＿／ _／{ ( ＿ // } ＼
ヽ!|::::::::::::}__ _,ノ }／＼ ｀ヽ ＿＿
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}:::::::::|::::::::::::r|:i:::::::::::| /.::{ ::/
. {:.ソ.::::::::|::::: ／l.|:l:::::::::::| ／ .:::|:/
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「積尸気瘴極爪！」
「アガッ…」
師直伝の奥義により、周囲の狂闘士の指揮を取っていた上位個体を滅ぼしたヒドラスの市、
彼は黄泉平坂への門は開けないが、積尸気や瘴気を凶悪な物理毒として用いる戦士である
「あと10分もすればジャギ達が合流する、それまで一休みだ」
「へーい」
彼とコンビを組んで戦っていた蛇遣い座、オピュクスのやんねえ香は、
周囲に敵影が居ない事を確認して一息をついた、
ここはパライストラへ向かう主要道の入口であり、突破されればパライストラへ大軍がご到着という重要地点だ
「…しかし、アテナは何をお考えだ？ これだけの敵に攻め入られたのに」
「聖戦の布告どころか、アレスの復活すら認めていないザンスからねぇ、ま、それだからアタシらも戦えるんザンスが」
- 3567 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:30:36.34 ID:iC6asMEE
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/ ヽ三/ l l ＼
/ i三i Ｕ l ＼
/ , ｲ三i､ / l ヽ ＼
/ / / ／///l:;､ヽ Ｕ ﾞ､ ＼｀ ､ ｀ ､
/ / /, ／/////l'l'l'､:;:;:､ ､ ﾞ. ＼ ￣ ー`
ﾞ､ ､ Ｕ _ イ/////// ヾ:;:;:;:;:;:､ l u l ＼
/￣､ ー"彡/////// ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;`ﾐ- _ ノ / ⌒､ ヽ
,' ､ 彡///// ヽ / ヾ:;:;:;:;:;:;ﾐニ / _ l ､ ヽ
l ヽ/ 彡//// ﾞ. .l ヾ:;:;:;:;ヘﾆ く/⌒ヽ l l:､ ヽ
ﾞ. l｀/ 彡//／ l .l ＼＼ミ ﾞ l / l ､ ﾞ
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ヽl Ｕ ／ ヽ ／ ヾ l / l ヽ l
ヾ ‐ ／/ ヽ / ＼ l／ l l ､ .l
ヽ ／ l ,' ＼ / l ､ l ､ ,l
ヽ ／ .l ,' ` , ｲ l '. l .l l
l ､ u ｰ ' l l l l l
l ヽ ＜ l l ﾞ l l l
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ゝ‐ _ ん l .l l ＼
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そう、この事態に置いても、アテナはアレスの復活を認めていない
「…今更前言撤回って訳じゃなかろうに、本当に意味わかんねー」
「侍女のお嬢ちゃんたちもなんか忙しそうに動いてたザンス、アテナもなにかお考えが有るのかも…何っ！？」
その時である、二人の足元が大きく割れ、そこから新手の狂闘士が次々と現れたのだ！
「ちょっ！ まだこれだけの数が隠れてたザンスか！」
「地下を通ってジャギ達の目から逃れてたのか！」
パライストラは目前、ここまで来れば進軍速度が著しく劣る地下を通る必要はないという判断だろう
「この数はやばいザンス！」
狂闘士の軍勢、その数凡そ500！
- 3568 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:30:52.10 ID:MVWFfiRy
- なつかしい技だな
- 3569 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:31:28.95 ID:iC6asMEE
-
ヽ＼ ヽ＼ ヽ＼ ヽ＼
ヽ ＿ﾉ `ｰ- .._ ヽ ＿ﾉ `ｰ- .._ ヽ ＿ﾉ `ｰ- .._ ヽ ＿ﾉ `ｰ- .._
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::::/ヽｨ＜ ｀ ､ ヽ{:::〉 ::::/ヽｨ＜ ｀ ､ ヽ{:::〉 ::::/ヽｨ＜ ｀ ､ ヽ{:::〉 ::::/ヽｨ＜ ｀ ､ ヽ{:::〉
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＼ﾊヽ｀ヽ＿＿__/ ＼ ＼ﾊヽ｀ヽ＿＿__/ ＼ ＼ﾊヽ｀ヽ＿＿__/ ＼ ＼ﾊヽ｀ヽ＿＿__/ ＼
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__.Y＿ ノ＜ ｀ヽ ￣｜ |/`ﾄ､ __.Y＿ ノ＜ ｀ヽ ￣｜ |/`ﾄ､ __.Y＿ ノ＜ ｀ヽ ￣｜ |/`ﾄ､ __.Y＿ ノ＜ ｀ヽ ￣｜ |/`ﾄ､
__人＿ヽノ ｀Y }__ | .|/} __人＿ヽノ ｀Y }__ | .|/} __人＿ヽノ ｀Y }__ | .|/} __人＿ヽノ ｀Y }__ | .|/}
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「ええい！ 気合入れろ！ 市！」
「とは言っても！」
白銀聖闘士である2人ならば、苦戦はするが500の軍勢であろうと倒しきれるだろう、
相手にこちらと戦う意志があり、時間をかける事が出来ればだが
「クソ！ やっぱりこっちは無視か！」
現れた狂闘士達の狙いはパライストラの壊滅、聖闘士候補生の殺害である
それを阻止しようとする白銀聖闘士には最小限の防衛反応しか示さない
9割以上の狂闘士は、彼等を無視し、パライストラへ向かおうとする
これだけの戦力、青銅聖闘士達では防ぎきれまい
- 3570 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:32:14.87 ID:iC6asMEE
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,ｨ´二二＝ﾍ
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f ﾊ ヽ. .|:::::::::::::::|≧.､ ＿/::|ーく. ヽ ー =彡{
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二厶 。／{ ＼::::::::::|Y |:::::::::::|.／ ／ ,彳./ ∧ヾ
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Уﾞﾞ＞､／},,,>;;| |:::::／.／ {.{ ﾍ ./j:j
., く .／ .} Ⅵ |彡' .ゞヽヽ___ｲ_∠//
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,'､ 三彡/ l ヾ､＼ー― ' l ､ ﾞ.
l ./ _ ／ l / ＼ｰ ／ ⌒ ﾄ l
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/／ ヽ -､ ) ゝ _ ｀＼ ／ l ｀ ｰ -,
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,' / ／ ,.'` ､ ﾞ イ / l ＼ ﾞ ｰ _ ― ￣ ヽ
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,' l ／ ／ ./ ヽ : l / / l l
l l ／ / / : l / / l l
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「少しでも数を減らすんだ！！」
「くぅぅ～！ こんな時に黄金聖闘士が居てくれたらどれだけ…！」
「馬鹿野郎！ ルイズだって白羊宮でこれ以上の数相手に踏ん張ってるんだぞ！ 弟弟子のお前が泣き言言うんじゃねえ！！」
「解ってるザンスよぉ～！！」
もう少しで他の白銀も到着する、何とかそれまで狂闘士をここに釘付けにしなければ！
負傷も顧みず、敵陣の中心に飛び込み戦う2人、背中合わせに成りながら、周囲の狂闘士を蹴散らしていく
(ギャル夫！ 早く来てくれ！ このままじゃ子供たちが！)
やんねえ香は心中にて、最も信頼する仲間の名を叫んだ
しかし現実は非情、7割以上の狂闘士は、無傷のままパライストラへの進軍を始めた！
- 3571 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:33:07.17 ID:iC6asMEE
- .''､ '､ ｌ .,
｀-. ヽ ｌ, .ｌ,
＼ .ヽ ﾞL ﾘ､
＼ ヽ |ｌ ｝､
、 ＼ ヽ |i ! ヽ
..＼ ＼ヽ. .ヽ |i.ｌ .|i,
＼ ヽ .ヽ |i! |i
.＼ ヽ .ヽ ｌ| |i
.＼ ヽ '《 |i
＼ ヽ | |i
＼ ヽ ｌi .|i
＼ ヽ |i:|
＼. .ヽ !|i
＼ ヽ'､ |!
'､ 'ｭ, ＼ .ヽヽ |! il､
.＼ ﾞ心, ＼ .ヽヽ |! | !|i､
.`-, ヽ`-、 ｀'､, ヽヽ |i | |iｌ､
＼ .ヽ .＼ .＼ ヽヽ |i l !|i
ﾞ'-、 .ヽ .＼ ｀- .ﾞ‐ヽ .t |i ! |iｌ､
.＼, ヽ ＼ ｌ, .|i l !|i l
｀'-､ ＼ ヽ ＼ ｌ .ﾞ│ |iｌ l!
｀'-､、 ＼, ヽ ＼ ｌ, |iｌ ll! ． /
､ ｀''-､ ＼ ヽ .＼ : . ..ｌ .iｌ l| ,ﾝ/ﾞ ,〃
ﾞ'-､ ｀'-､、 .＼ ′ .'y、 ＼ '､ ｌ ｌ, : l ／ / . ,rｿﾞ
｀''-.;;､ ﾞ''-､、 ｀'-、 .ﾞ ＼ ＼ ｌ .ｌ. .! .! !! .,／ ./ .,/./
.｀'ﾍ､ ﾞ''-､, ` .ヽ .＼, .＼. .ｌ, ｌ ｝ .! .!.! .,／ ./ r'./
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｀''ｰ､,、 . ´ ｀'- ! .／ .,i'ﾞ,iシﾅ
. ﾞﾞ'ｰ､、 ' : ／ ノ″/
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「ラス・アルグール・ゴルゴニオ！！」
その時である！
狂闘士の軍勢の先端、その上空に不可思議な穴が発生！、
そこから飛び出した聖闘士による急降下キックが狂闘士の軍勢に炸裂したのだ！
その威力は石畳の道に巨大なクレーターを生じさせ、百体以上の狂闘士を一撃で殲滅した！
「んなっ！？」
「あれは！！」
2人はその聖闘士に勿論覚えが有った、特に市にとっては絶対に忘れるはずの無い存在！
- 3572 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:34:17.71 ID:iC6asMEE
-
';|. |:::: （ヽ⊃ |:.!＼､! ／: : /ｲ
＼.jﾊ;.ﾍﾍ｀､. 丶 |/ ｀丶､ ゝ-
＞?ヽNへ - 、 ,.ｲ'´ ,､-=＝＝＝.L.
{_!_!_ﾉゝ′＞ , ,..ィ／ ／, ､ '´ ｀ヽ
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しかしその聖闘士は此処に居てはいけない筈である！
「二人共！ 目を覆って伏せろ！」
「「！！」」
その聖闘士が背中に手をやるのを見て、
2人は疑問を飲み込んで言われる通りに地面に伏せた、周りに敵が居るにも係わらず！
これは致命的な隙である、彼等を囲む狂闘士は銃口を二人に向け――
- 3573 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:34:57.01 ID:MVWFfiRy
- 巨蟹宮の方にいなくてもいいのか？
- 3574 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:35:06.06 ID:iC6asMEE
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二人は自分たちの背の上を、恐ろしい力が通り過ぎるのを感じた
- 3575 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:35:50.55 ID:iC6asMEE
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＿＿_ _ ﾄ、
＿＝≡三二二::::｀ヽ､ ヾ:ヽ
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|_:::::|:::ヽ ヽ /::::/::::::::::::::::::::｀、＿,イ
{:::::∧! ∧｀‐r‐ ＜/:::〃ー、_,,;;;;;､:::::::::::::::ﾉ
λ:/／/ .ヽ/i::::://:::〃| ヽ::::::::ノ
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「――よし、もう立ち上がっても構わない」
しかし、そしてやはり、銃声は鳴り響かず、周囲にはその聖闘士の声だけが響いた
「……助かりました、でも」
立ち上がりながらやんねえ香はその聖闘士…
ペルセウス座の白銀聖衣を纏ったボブカットの女に話しかけた
周囲に居た狂闘士は全て石像へと姿を変えていた、
恐るべきはペルセウス座の聖衣に備えられたメデューサの盾、
見たものを一瞬にして石に変えてしまうその魔力の為である
本来ならここまでの力は持たないのだが、「大本」が近くに居る為、その力は通常の3倍以上に跳ね上がっている
「良いんですか、黄金聖闘士は十二宮の…」
- 3576 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:36:17.57 ID:iC6asMEE
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.． ‐一 ¨⌒ ｀＞．
／ ＼ ＼
ｘ"ｧ ／ ヽ ヽ
／/ .〃 / / / ﾄ､ ヽ ､ ヽ ヽ
/ .ｆ / / / / ./i i! l!､ヽ. i､ ﾍ ｷﾍ ＼
ﾚ/ / .{ ,ﾑ/⌒!Ⅵ | ヾ、'.}⌒ヾ､. ｷﾍ ＼｀ヾ､
i /ﾚ! λ! Ｖ==x ﾍ :| Ｖｨ==ｘﾄ. i i､.〉 ヾ､ヽ
{ .i { // 〃ｆｆヾ:! ヽ! ｆｆヾ:iﾞﾐ､ ! } 、ヽ.＼〉
∧{ ヽj/ .! 弋ｚｿ 弋zｿ j! ﾊ j i! i
i / / ﾊ { ｉ i ￣ { ￣ .i/ j /i i､ ﾊ }
ﾚ从 i ﾚ| ⊂⊃ ､__,､__, ⊂⊃ 彳ﾉ ﾄ1 }.|/
Vヽ. | i∧.＼ ／j! /ｲ / ﾚ’j
＼!ヾ. }/ ≧ｒ､ _ ＜i__/ノjノ.ﾚ′
＿＿＿．ノｰ―‐ｬ‐ヽ.ニ-ｘ ヽ-ｘ＿＿_
／ , ===ﾞヽ ／ゝヘ フ シ ＼
,．´＞ ´ ∠{.__／人_{_／ヽ /＼ ￣ ｀ < ﾊ
j ´ ゝ.／、 _シヾ'¨￣ ヽ ヽ
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ﾊ ￣ .′ !
jゝ ＼ --―――一 / /／ {
/＿.＼ ＼ / /i／￣￣ﾌ
「 ミ､＿＿＿＿..．一 ´￣￣￣￣｀ミ:ｆ￣￣〈 ´〉
| / ／ } } {
.j/ ＿_／￣￣￣￣￣￣￣≧ー―一ヽ. /
ム＞ ´￣￣｀ヽ/ i ＼ ＼ ＼一ﾍ
ゝ‐一'¨ i { ヽ ヽ ヽ／
｀ゝー ヽ. ﾍ |
｀＞―一'＾ヾ--ヘ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「私は白銀聖闘士、ペルセウス座のやる実ちゃんですお！」
やんねえ香の言葉を最後まで言わせず、ペルセウス座のやる実が笑顔で胸を張った
その胸は豊満である
- 3577 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:36:47.88 ID:iC6asMEE
-
＿
／ ＞
| ､ / ／─ ､
| V ／ -‐- ヽ
| ＿ ､
, _l , ＿ ＼｀＼
／ l/ ＼ ヽ
/ ' ヽ ﾞ､
l ﾞ ､ ﾞ､
l l ､ l
,l / U ,l_ ､ l
l ､ ､ ヽ //､ﾞl ﾄ ヽ
､ﾞ,ヽ=ラl ､ヽﾆﾞナ /´l,l l ` ー
/ i ー ）'/´lｽ ､
､ l ゝ / lｰ ''ｿ/ l ｰ ＿
､. ｰ' / .// ﾞ､ ー ´ l
i 三一 ､ , ' // ､ｰ ､ ｲ
l " ヽ イ ／, '
ヽ ／-､／／
＞￣_ ＼ヽ
｀ ‐ ,- / /
i::/ ',,/::::i::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿＿;:::::::::::i:::::::; ::::::i; N
ﾙｲi |:::::::|:::::::::::::::::|:::::::￣ ゜―- ､__::::::::::::::::::::::::::_, -‐'"￣:::::::::::::::::::: /:::::; ;::::;::| ﾊﾉ
',|::::::::|:::::::::::::::::!::::: ;;;;:::―--､ ゜ :::::::::::::: ::::::, --‐':::::::::___＿_;;/;:::; ;::; ::i /
',:::::::::',::::::::::‐-､ーr―-- ､::::::::: ::::::::; , -‐' u~ } !:::::/:::::; .;:; ｿ'
';::i､::::', :: :::::::::ヽ ヽ ヽ ゜ 'ノ゜ ,､ ;:: ::: ' ､丶- ', ノ::／;:; ;: ; /
ヾヽ':;ヽ ::: ヽ ゜＝-‐'" ⊂⊃ ; ／ ノ
':;ヽ､､ ､⊂⊃ ;::::::､ 'ｨｿｲ ｧ‐'" ＜
' ＞ーヽヽ ;:::::::::; / :::７ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…ちゃんって、それに口調も」
「年を考えるザンス(ﾎﾞｿｯ)」
その様子に呆れたような声を上げるやんねえ香、悪態をつく市
「あ？ なんか言ったかお」
取り敢えず市の頭にアイアンクローをかますやる実さんじゅう(ｒｙ)
「あ、やめて！ ヒョウタンみたいになっちゃうザンス！ やめてお師匠様！」
市は両手でそれを解こうとするも、全く歯が立たず悶絶！
「…巨蟹宮にはダブルフェイスの表が居るから大丈夫だお」
ぐったりした市の頭から手を離すやる実、そこにはくっきりと五本指の跡が
- 3578 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:37:40.06 ID:iC6asMEE
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__,､=＝三＝-- ..､
,､-:=/ /:, ' ,: :': : ＿ ｀丶.､
ﾊ :',:.,' /,.'／,､-―- ､ ｀ 丶 ､: : :｀丶.
,x '´,＞ - ; ;.::; -:―:-:.:､: : :｀丶､: : ｀丶､: : :丶、
{／ : ; ' ,.; ; ;ヽー:-:-:-:_:ヽ .:ヽ: : : :｀丶､: ＼
/ ／, ',. ' ./,' ; ヽ＼｀:ヽ. ＼ : : : :.｀丶､: : :.｀ヽ.ヽ
'/ ; ':, ' .,.' ｉ ヽヽ ヽ. . . : : ＼: : : : : :＼丶:､: : ＼
/.:,'.:.,'.:.:.:,'.:.:.!: ':, ヽ : ＼＼: :＼: ＼: :＼: :＼ : :＼: j !ヽ:ヽ
;: :ｌ:.:.|:.:.:.|:.:.:.l; ',:.ヽ|＼ヽ.＼｀丶.ヽ: :.ヽ : ＼: :＼ : :.ヽ.j:.ﾘ `＼
| :.|:.:.| :./|: : | Vヽ:.| ＼ヽ ＼:.:.｀丶､l : :＼ヽ: :丶 ヽ∨
| :.l:.:.:!:.:|__V:| ヽ:.:ヽ. ヽ､≠´￣V.:｀丶: :ヽ: :ヽ: : ヽ}
|.:.:|;.:.|.i.| _｀!ヽ､ ヽ＼ , V:i＼:＼: :＼',＼ヽ´
|.:λ:.:!|:ﾐY=＝=ハ＼＼ ヾ .ﾊ＝＝=､.|λ∨i:､ヽ!|ヽ} ヽ}:｝
!:| ヽ;＼ ⊂こ⊃ !ｲ }从 ﾉ二二）
';|. |:::: （ヽ⊃ |:.!＼､! ／: : /ｲ
＼.jﾊ;.ﾍﾍ｀､. 丶 |/ ｀丶､ ゝ-
＞ヽNへ - - 、 ,ｲ'´ ,､-=＝＝＝.L..
{_!_!_ﾉゝ′＞ , ,..ィ／ ／, ､ '´ ｀ヽ
.≧.ｧ´ 〉' ,､' ／ } ＼:ヽ＼
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__, -´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.二二≧
__, イ´:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
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/:.:.:.:i:.:.:.::./:.,:.:.::.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:ヾハ
､ ／:.:.:.:.:,':.:.:.:.:|/:.ノ/ﾉ:.:.:.:.:.::.l:.:.:l:.:.',ハ
＞三＿, ‐´,':.:.:.:.:.|／メ､∨|:.:.ｲAｔ:.:l:.:.:.|:ﾄヽ
_ ─ ' ´ ﾍミ:.:.:.:.:.:/:.l:.:.:..:|ｲ示ﾒ｀ |ノ.ﾘ ﾚ:.:.:.:l:|ｿ
{´ ヽ､ ｀T ﾌ ノ|l:.:.l | ｀-' / ⌒'ﾉ:.::/∧|
', ヽ ＼ ＼| |'-'´､|ﾘ:.:| ﾍ ヽ､ ﾉ .//:./||
', ヽ z ｪ──､ ,' . | |:.:| ､ ＼ _￣イ /|:ｲ:|＼
',､ 彡|.|ヽノl | .ﾚ.|:.:| / |_ iノ| ｝
iヽ '´ ﾉ } l､ .､|:.:| ノ7∨ ./|:.:| ／
| ∨ /_r‐' ﾍ |:.:ﾄ,厂:::ﾉ / |:.:|／
∨∨:∧ ,､ l ｀─ .|:.:|ノ､￣ イ ヽ|:.:|
///∧ l ヽ ＼ .||:.|::| ｀ ´ }ﾍ /|:.:.|
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｀ ‐ ヽ _ - ￣ ‐- ､ ＼
ヽ / ヽ ―;- ､.＼
/.､ l ､ ､ｒ‐ ､ ､ ヽ､
l `' ＿ ） l / ﾞ. ﾞ､
.l | / ． l lﾞi | ｀ ー - ― ／
〉 ヽﾆ ハ―" / ' ﾉ､ _ -
l. λ ￣ ､ / ､ ￣ ￣ ￣ ｀ ‐- ､
ﾞ ､ 〃ﾄ l ヽ ､ l ＼ ＿ -‐ ―― - ､ ＼
l ､ / _／ l l ＼ ` ー - ､
ヽ _ l_/ ／／ / _ﾉ＿ _- ￣ ` ､ ､ ヽ
ヽ く_´ -‐ ´／ ｀ ‐- ｀ ｰ _ ヽ_ ﾞ:
l ' ´ / ` ､ ﾞ.ヽl
l / ＼ヽ l
` ― / ＼ l
/ ,-,-､ | ＼
l/ l ｀ ､ | / ヽ
ヽ l ｀ ､ .| / ､
l ｀ ､ ｌ. / l
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ここにいるのは白銀聖闘士のやる実…花子でも構わないが…」
蟹座のダブルフェイスは2つの顔、性別だけでなく、2つの体を同時に使い分ける存在、
一体どうやっているのかを知るのは彼、彼女と同じ黄金聖闘士のみ
そして、ダブルフェイスの「表」が巨蟹宮に居るのは事実であり、
「黄金聖闘士は十二宮を守れ」という教皇の命令には背いていないという
…詭弁ではある、詭弁ではあるが…
「…なら、問題ないですね！」
「イタタタ…確かに…師匠が一緒に戦ってくれるなら…」
こんなに心強い事はない！
- 3579 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:38:21.17 ID:MVWFfiRy
- 便利だな
- 3580 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:38:22.31 ID:iC6asMEE
-
__,､=＝三＝-- ..､
,､-:=/ /:, ' ,: :': : ＿ ｀丶.､
ﾊ :',:.,' /,.'／,､-―- ､ ｀ 丶 ､: : :｀丶.
,x '´,＞ - ; ;.::; -:―:-:.:､: : :｀丶､: : ｀丶､: : :丶、
{／ : ; ' ,.; ; ;ヽー:-:-:-:_:ヽ .:ヽ: : : :｀丶､: ＼
/ ／, ',. ' ./,' ; ヽ＼｀:ヽ. ＼ : : : :.｀丶､: : :.｀ヽ.ヽ
'/ ; ':, ' .,.' ｉ ヽヽ ヽ. . . : : ＼: : : : : :＼丶:､: : ＼
/.:,'.:.,'.:.:.:,'.:.:.!: ':, ヽ : ＼＼: :＼: ＼: :＼: :＼ : :＼: j !ヽ:ヽ
;: :ｌ:.:.|:.:.:.|:.:.:.l; ',:.ヽ|＼ヽ.＼｀丶.ヽ: :.ヽ : ＼: :＼ : :.ヽ.j:.ﾘ `＼
| :.|:.:.| :./|: : | Vヽ:.| ＼ヽ ＼:.:.｀丶､l : :＼ヽ: :丶 ヽ∨
| :.l:.:.:!:.:|__V:| ヽ:.:ヽ. ＞≠´￣V.:｀丶: :ヽ: :ヽ: : ヽ}
|.:.:|;.:.|.i.| _｀!ヽ､ ヽ＼ ／´ ,.xﾃテ=､V:i＼:＼: :＼',＼ヽ´
|.:λ:.:!|:ﾐYて㌔. ＼ .ﾊらz::ﾘﾉ .|λ∨i:､ヽ!|ヽ} ヽ}:｝
!:| ヽ;＼冰_ﾏzﾑ ｀¨´⊂こ⊃ !ｲ }从 ﾉ二二）
';|. |:::: （ヽ⊃ |:.!＼､! ／: : /ｲ
＼.jﾊ;.ﾍﾍ｀､. 丶 |/ ｀丶､ ゝ-
＞ヽNへ 丶- ' ,.ｲ'´ ,､-=＝＝＝.L.
{_!_!_ﾉゝ′＞ , ,..ィ／ ／, ､ '´ ｀ヽ
.≧.ｧ´ 〉' ,､' ／ } ＼:ヽ＼
,.＞'"＼/／.／: ／ ＼!:::＼
＼ ／.／ . . ＼::::＼
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〈＼ ∨≦ー┐:,' :.! : : : : : : ― - ,､--＼.
＞((＼三三l; ; ; ,':ヽ:. __,.､ '´ ヽ}
,イ//{小;∧ ,､-ｫ: : : : :ヽ ,.へ 丶
,ｲ///j 〉{ !l.|彡ミλ: ; ; : : ヽ /: : : :.＼ 丶
｀ ーｿｲ.λヽﾍ（G）ﾘ : : ｀ ーゝ==＝―:.＼ ヽ
／ .{λ ＼ﾐ彡- ― :､: : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「納得が得られて良かった… さあ、他の白銀と合流しよう」
やる実は言いながら王国の方を見る、あそこで何かが起こっている、
しかし心配はしていない、何故なら、そこにはサーニャという信頼できる仲間が居るから
一人戦いに赴いた彼女に報いるためには、聖域を無傷で守り抜かねばならぬ
その為に、危ない橋を渡って前線に来たのだから
やる実は大きく深呼吸をし――
- 3581 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:39:42.48 ID:iC6asMEE
-
＿ ＿
＞ ヽ
／ ＼
/. , へ ヽ
/ ／ ＼ ヽ
, ｨ ∨ } .i
| / ⌒＼_ -斗イ从l |
{ ｲ -‐- -‐- } |
' {〈ｨ芯ミ ィ芯ﾐ 〉/ ﾘ
} ゝ乂少 乂少ノ_ /
ﾉ从 ⊂⊃ ' ⊂⊃ ｲ
_, -=＝=--ァ ヽ ～' / ﾊ/{＿＿,,
ヽ二二二=ヽ ｲ二二二=〃
_,）二二二=辷＞ __ ＜二二二二＜
＿＿／二二二二=＼￣¨ > /》二二二二/ﾉ ___
＿／二二二＞＜二二二二（ ム （八二二二（⌒. / ） / /ﾍ_
／二二=＞＜. ＼二二二二二≧γ^ヽ二二二≧=- / （_/_/_/_ﾉ}
＿／二二＞’ ｀￢<～―へ//｛. 対.∨へ二二二} 〈 ´ ﾉ
＿／二二二〃 ＼ } } }////////乂竺ﾉ////ヽ⌒ヽﾘ } _ ／
＿／二二二二=／へ. ＼ ゝ __ﾉ / ﾘ/////////∧/////////≧x. / /
二二二二／￣／ ヽ. ヽ イ、 / /.//////////∧///////////＼ / '
二二二／: : ／ 〉 __／: : : 込__ /.////////////∧///////////∧/ /
二二／: : : / ／: : : : : : : : : :Y///ｲ///////////////////////////} '
二／: : : : / ､ ／: : : : : : : : : : : : }///.乂/////////////ﾘ///////////ﾘ /
／: : : : : 〈 ヽ : : : : : : : : : : : : :}/////ゞ//////////イ///////////ｲ
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: : : : : : : : : : ＼ ＼: : : : : : : : : :}////////////////////小￣´ /
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: : : : : : : : : : : : : : ＞ ＼: : : ／//////////////////////}: :/＼＿／
: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ヽ''////////////////////////ﾘ､∨二∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ ヽ.///////////////////////､: : ∨二∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／） ﾉ//////////////////////|: : : : ∨二∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ト（. /三＼///////////////////|: : : : : ∨二∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼＿／三三ﾆヽ ////////////////ｲ: : : : : : ∨二∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三≧=-zzzzzzzz-=≦{: : : : : : : ∨二/＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三＼: : : : : : :∨二二≧x
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆヽ: : : : : :∨二二二=≧x
: : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三三三三＞: : : : ∨二二二二二≧x ＿
: : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三＞: : ＼二二二二二二二二≧
: : : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三＼: ＼二二二二二二二二
: : : : : : : : : : : : : : : /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニ／⌒ヽ: : :⌒＼二二二二二二
: : : : : : : : : : : : : : : ｉ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三／ ＼: : : :＼二二二二二
: : : : : : : : : : : : : : : |三三三三三三三ノ＝＝┘ ヽ三三三三三＞＝'´ ＼: : : :＼二二二二
: : : : : : : : : : : : : : : {三三三へ三三} ∨三三三ノ ＼: : : :＼二二二
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「よぉーし！ じゃあやる実ちゃん頑張っちゃうおー！」
「「それはやめてください」」
これは一応擬態だからとやる実は説明するが、二人は信じなかったし、
その後合流したジャギ達も引いていた、やる実はショックだった、まだまだ若いのに
と、こんな具合で聖域防衛戦はその激しさを増していったのである
- 3582 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:41:30.39 ID:KzPYD2wi
- あー、白野への援護射撃？かな。
聖域の外交的立場がガチでやばい
- 3583 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:45:04.41 ID:iC6asMEE
- ～その頃のルイズさん～
,,..--‐―''''''‐-._
, r ' ´: : ／: : : : : : : : :⌒''ｰ、
／´: : : : ::/: : : : : : : : : : :ﾊ: : : : ＼
/ : :/: : : : / ;: : : :i: : : :ｉ、: : ﾊ : : ヽ; :＼
./ : :/: :/: : :|/ /: :: :ｌ: :ﾉｌ.i i.! : : i|: :ﾄ 、＼ ヽ
/ : : i : :!: : : :||/: : ｌ''ｿ/´廾'!ｌ､: :ｌ l|:i }: :ﾊ ヾ
i: : : :i: :;': :';: : ﾍ|: :/ｨ≠ﾃミ .ﾉ ｌ:/ ,ｨミ.,'、 :ﾊ ヽ
i,: :: :.i: : : : |: : : Ｖ 〆::心 ﾉ .{cﾘ〈: :|: :;ﾉ
│: : :i: : : : :ｌ:: :､ :`くゞ斗′ , `´{: 彡′
i: : : :i : : : : i: : : ゞ三彡 {: i
i: : : :|: : : : : i: : : : : ﾊ , /: :ｌ
ﾉ: : : :l: : : : : !:ﾊ: : : : ﾊ ´ ./: : :i
/: : : : ﾉ: : : : ,'/ ﾊ: : : : :ﾊ _ /: : : :i
..／: : : : /: : : : j,ー/fｌ: : : : ::| ,'￣ '匕.| : : : :i
..r:'´: : : : ／: : : : //`〈_丿: : : : :| .{-、_{: : :|:: : : :ﾊ
_..-‐": : : : ;;r '´: : : : ／/////: : : : : /、 ﾞ∧}/｀.,|: : : :i ﾊ
_,,...., r 彡: : : : :_..r彡′;; :,:-‐'´/////.,': : : : :;.' .}.Y ', i///ｌ: : : :i : ﾊ
,,..‐'''´: : : : : : __.::-彡´: ; -‐'"／ ///////ミ{: : : :://`.<{(☆)i／/.{; : : ! : : :.:{｀,
.. ／ : : : : : ;-=彡´ : : : : ／/: : : :/＼./////ミ//i: : : /|////∧,, |//／ﾍ : {: :i : ｌ .!
./ : : ; ―.彡ー／ : : : ／ :/ : : ／--- ゝ、ミ////i. : /: i ////ミ弋.／彡/ﾊ: :ゝ:i :i .l
: : :;/ .／: : :／: : : : : :| : /: :／////////`ー 、ミ.l: ; : : |/////三≧三///////.ﾉ !¨r‐､._
: : :i／: : : :/: : : : : : : ′:l／///////////////^''t ',: : :i///彡ﾊ`ｰミ三三///.イつi ! i ヽ
: ::/ : : : : /: : : : : : : /: :j´////////////////// l : : : ﾊt彡丿 .i l i ﾞ''''ー..∧ ヽｰ'､人ﾉ }
: :!: : : : : ′ : : : : ／: ::////////////////////.ﾊ、: : : ﾊ ./ i i i ∧ }｀', ﾉ､ ,i
│ : : : : l: : : : :／: : : //////////////ー=≡三彡ゝ､: : : 〈 ! .ｌ ｌ } .i//ゝ /
-一": : ﾉ: : :／ : : :／/////////ー＝≡二三彡‐′ ハ: : :ﾊ } .{ﾀ ./ V厂''ー‐‐'ﾌ
: : ; -‐´: :／ : : ／/////////////////_ノ .ｉｿ .ノ: : }: : ﾊﾊ i ./ .／,' ヽ､_ __ｨ
ト'´ : : : / : : : //////////////////,r''´ |{ミ "´: : : _ﾉ : :! }::｝ i ./ ./ ￣ ﾉ｀'''‐-....,,／
: : : : : :/{: : : /////////////,.-‐´ 丶/ﾞ} ﾞ''ｰ--‐'´ .}:丿〃 .i ./ ′ ノ ／゛‐-- 一 ′
;;／/::/ ｀ ､:///////////-''./ ./ .l＼ ／ / i ./ ( .／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次々と攻め入ってくる狂闘士達！ いい加減うんざりしてきたルイズさんは…
「良いわ、そんなにアテナの元に行きたいのなら直通の通路を作ってあげる」
ルイズが頭上に掲げた右手！ その更に上の空間に、突如としてぽっかりと黒い穴が出現した！
「そら、行ってきなさい、これこそが『神の道』よ…多分、アテナの元にも続いてるわ」
その言葉と同時に黒穴は猛烈な吸引力を発揮し、狂闘士を次々と吸い込んでいった！
そして…
- 3584 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:48:36.18 ID:MVWFfiRy
- 神の道開けるのか、一部を除けば問答無用の即死技だな
- 3585 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:48:42.26 ID:iC6asMEE
-
,､ ,. -‐…・・・…‐-ミ
ゝ`: ´: : : : : : : : : : : : : : : ｀ ヽ
〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :､ :＼
/: : :, : : : : : : : : : : : : :､ : : : : : ハ: : :.
ﾉﾙ': :{: :: :!: !: : : : : : : : :｝ 从',: : : :i: : : :.
´｛: : : :!: :孑廾ト : : : 孑廾ト､ﾊ: : : }: : : :!
. 八 : 从: l〃ﾐｘ､ヽ: : :ﾉz≠ﾐｘﾉ,ﾊ: : |: : : :|
ヽ: : ヽ! f､,. )イ f.､,ｨ 从}: : : |: : : :|
}:八ゞ弋:! 匕ﾘ |: : : i : : : {
八: !ﾊ. ′ ,′: ∧:: :八
／: : : | 人 ﾉ: :: :,': :ヽ : : ＼
. ／: :: : : ::|: : : : ト ` .イ: : : : i : : : ', : : : :ヽ
〃: :: : : : : :|/: : : :V ｀こ __／|: :: : : !: : : : ＼: : : : ＼
/: :: : : :r一У : : : : } /Yヽ ｛: :: : ::{｀ヽ､: :: :｀: : : : : :.
. ｛: : : : ／///: : : : : : i.､/ ', .{ : : : 八/刈､: : :｝ : : : : ｝
ヽ: ://///, : : : : : : ﾉ∧,.‐== ､∧ : : : : ∨/∧: : : : : :／
. } ////// : : : : : ∧/∧zΑz/ ∧ : : : : ヽ/ ∧: : : :/
. ノ////// : : : : : 〃///∧ﾚt///,∧: : : : : ∨ ∧: : ｛
. ／://///,｛ : : : : : 八//////}{///// ｝: : : : : 冫/,|: :: :ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ギャアアアアアアアア！！」
「グワアアアアア…」
黒穴に飲まれた瞬間に砕け散る狂闘士達！
「まあ、無事に通り抜けられたのなら、だけど」
その光景を見、逃げ出そうとする狂闘士もいたが全ては無駄だった、黒穴の吸引力は決して敵を逃がさなかった！
「……やっぱり先生の冥界波みたいにスマートにはいかないわね…あー…かっこ悪い、自己嫌悪…」
白羊宮の守りは万全です！
- 3586 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/17(水) 20:51:24.92 ID:iC6asMEE
- とまあ、こんな具合に聖域も大変ですよ、というイベントでした
次は王国のイベントだよ！
ダブルフェイス（陰）もしくは（裏）さんは強いダメージを受けると体から綺麗な蝶々が羽ばたきます、ロギアっぽいですね
ではまた近いうちに
- 3587 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 20:53:14.18 ID:MVWFfiRy
- 乙でした
- 3588 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 21:06:58.01 ID:g7ASwoyC
- 乙ー。
やる実にも突っ込みたいが、一番の突っ込みどころは沙耶の触手だよ！ｗ
お前何者！？ｗｗｗ
- 3589 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 21:09:31.36 ID:fSWIGzpH
- ダイソンと名付けよう
- 3590 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/17(水) 21:47:29.40 ID:P979HVDz
- おつおつ
やる実ちゃん……？新キャラかな（すっとぼけ
- 3591 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:06:45.88 ID:UlUPCNTQ
- イベントを小出しにしていくスタイル！
- 3592 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:07:24.61 ID:UlUPCNTQ
-
～再び王国～
(ヽ、００ ∩
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ
（ ⊂ニニ / ／⌒) ） (ヽ、００ ∩
｀ｰ――'′ し∪ （ノ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
／￣ー―‐ 、 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::_＿_ノ､/〉' ／::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ｧ､､:::「ｪ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r､::／=ﾐ ｀く.u J／:::::::::＼
:::::::::::j u ､ ´_}ヽ.|::::::iｵ/u ﾆi < iヽｧ/:::::r----J .r:´二ﾆヽ
::::::::::i （二７´_.L., ､ハ 〉 _ _ﾏ/ﾝ::::r ' ;tr /;j i::/r-､r-| r一ー､
::::::::::|、 .r ' c ／､:.:.:ヽ ヽ ｰ」: : : : ii ヽu.___､/ ＿ん' ｀´ム.' |:::r―┤
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i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! ７!｀:´|< ７ﾏ.ヽー'
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
防壁上ではしゃぐ一般生学生と違い、ある程度の実力を持つ大門前の学生達は、
こちらに向かって歩いてくる銀色の戦士を薄ら寒い思いで見つめていた
狂闘士は上位個体を除けば、再生能力と数こそ厄介だが、
戦闘能力という面ではそこまででは無い、武装さえ整っていれば、生身の兵士でも三人も揃えば撃破は可能だ
しかし、それでも無傷であれだけの数を殲滅するなど、あの戦士の戦闘能力は規格外すぎる
仮に、あの戦士が味方でないのだとしたら…
幾人かの心に、そんな不吉な予感が浮かんだ時である
- 3593 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 20:08:56.47 ID:V+7ZvN0b
- 疑心暗鬼すぎんよ～ｗ
- 3594 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:09:20.42 ID:UlUPCNTQ
-
. ﾄ / ﾉ
_」乂r≠ー＝彡ｰ-ミ
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／7. : :i : : i:/j__＼: ＼: : :.∨. : i: : : : .
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ﾊ:! }====┐ -‐ . ィ"八( . ＼!
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７ｲ }斗-i＝! ヽ:{ }___p! ,
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/イ|Nl ,ｨ斧ミ ｨ斧ﾐ }｢V〉: . .' : : : : : : : : : |: : : : : : :Ⅳ:{´ 从}: : :＼ :: :i: :|: ﾊ: : : : :j: : !: : /: }ﾏ=:| {､ ＿_',
／ : /:从乂Vり Vりﾉ/: : V : ＼＿ |: : : : : : : : : : {: : : : : : :|ｨ斧ﾐ Ⅵ:{ー' ﾊ:{: :ﾄ:{__ﾏ: ::/i: :/j／j:/ }ｨﾊ .､!:i
,ｲ: : : :{:l: : :＼ , イ: : /:| : : : ＜｀ |: : : : : : : : : : :Ⅵ: : : :从 ﾏｿ 乂_〉 ,: ::ヾﾄ{:. 迩i/ .j:/ ´迩ﾒｱ ' .}: ヽ_{: ∨
/:,: :／从: : :｢｀ 、 , / : ｲ:/: :､: : :｢｀ ,: : : : : : : : : :r ＼∧: : ＼ } .: : : : :.ﾊ j __,八: : : : :∨
{人:{ /ｲ＼:个 . . 个∧:∧:|⌒＼〉 |: : : : : : : : : 乂 ｀ ￣ / /: : : :./ : :. ､ , /: : : ::', : : : : ∨
｀ }/Vr | ｀´ |､∨ }' } Ⅵ:∧: : : : : : : : ｰ ､ ´, /: : : : /:,.≧-========-≦-- .､ :'l: : : : :.∨
イﾑ＼＞ ＜/ 〉-r ､_ 从{ ､: : ,: : : : :从 ＞ ..＿＿_/ ./: : : ::/{:::::::::::::::::{///{::::::::::::::::::::::::::::}}: : : : : :.V
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｢ニﾆ,ﾆ{:{ﾆ / |//| }ﾆ}:}ﾆVニ ／ ,..:::―- ､ ＼ ＼ ∨}∧ .／: :／ ／::,:::::::::::::∨∧::i///!:::／/／::::::::::::::/:::::::ﾊ : : : : :＼
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｛ニ'ニニニニニV ､／| ,ニ:| ｛ニニ{ {::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::| |::::::::} i: : : /: ﾉ:::::::::::::ﾊ／////／::::＼///,ヽ:::::::::::ﾊ::::::::::::::::r-{ ＼ : : : :
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{ﾆ{::{ニニニニ Oﾆ }ニﾆ}:}￣ﾆ}ニ|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…お、おい、危ないぞ」
そんな声を掛けられながらも、4人の学生が大門前から進み出た
あの銀色の戦士に接触しようと言うのだろうか、
だが、まだ安全は確認されていない、危険が残る
美羽姫のお付きにして、学内最強と言われる一刀、彼が前に出るのは納得できる
しかし、新体操部(幽霊部員)のメルトリリス、文芸部の咲、そして心姫の友達で帰宅部の響、
何故大門前に来たのか分からない3人、彼女らは？
- 3595 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:10:18.38 ID:UlUPCNTQ
- ,. -―――_-､＿__,.,.､⌒＼
,. : ¨´: : : : : : : : :∨///イ,| : ｀ : : ＼
, :´/⌒＼: : :､: : 、: : :∨///ｲ{: : : : : : : :＼
,-､,-:/^: : : : : : :｀ : : ＼:＼: : :＼ノ/∧: : : :､: : : : |
/ : /: : : : /: /:./:!: : : :./: : : :/: :! : | ＼ : : : : : ヽ /:ィ/:/|: :､:ﾊ: : : : : :|: : : :|: : :＼: /|///∧: : : :＼: : :
′/: : :|: /: /-/:十-､:/: : : :/:-┼: |、 ゝ : ヽ: : i |:〈/:/: : : :| |: : : : : |: : : :|: : : : :l : ∨/イ∧: : : : :＼|
|: :ｉ: : : :| :| / /|: /!: : /: :／/: : /|: / ヽ ﾐ : : |: : | |: { : : : : : | Ⅵ: : :,.:|-＼:|-＼: :|: : :´: :∨: :＼: : : : :＼
|: :|: :i : | :|:|斗≠=ミ/／ /: :斗=≠ミ. ミ＼|: : | |: |:|: : : : :.| |: : /: :| }' Ⅵ从/^ヽ}〉 : : |＼: : : : :＼
|: :|: :i : |八Ｙ´ んｉr个 /:／´ んr心{ }ヽ∨: : | |八:、: : :ｨ⌒ |: /}: / ィ爪斧 l/ ﾄ､l/: : : :八: ＼: : : : :ヽ
│ |: :i :∧ハ 弋てｿ ／ 弋てソ ﾙ∨: : : ! |: : ＼:＼:＼ｨ斧､/ ヽシ / ,rﾙ': : :／: : }: / ヽ: : : : :.
∨|: :i∧小 ー ′ ー （'^ﾊ: : : : | /: : :ハ＼:＼＞Vﾘ r/: :／/: : :/: { }: : : : |
ヽ| 八（∧ゝ"" ""ﾉ⌒)ﾉ : : : | . /: : / }: : :ー从 ' , .::/: :/ ,: : : ﾊ: : ＼/: : : :/
|: ｉ :＼.ﾍ、 -､ ＾´／: : : :i: | /: : / : : |: :、个 ｀ _こ ／ .': :/ ､: : { ＼ /: : : :/
|: i: : /:￣＼_ ‘ｰ' ／i⌒´ｉ : : : : !│ ,: : :/ l: : ﾄ､:}＼: ､｀/ }、__ .ィ {: ∧＿___＼:＼ }': : : ∧
|: i: :,': : ｉ : :（ ＼ . ィ : : ｉ: : : ! : /: :.i八 {: : ( /: : , ﾉ:| ､: / /,.ィア∧ ＿乂:＿＿:_: : ｀ヽ〉l: : : ∧: ＼
,: :|: |: :.:.ｉ : :.iヽ ヽ＞‐ ´ ト、: |: : i: ∨: : /:iハ ＼:＞-/: : : {: / ／ ´／-っ／ ＿_｣ ): : :/ ､: :く }: : /
/ :ﾉ:│: :.|: : :| ∧ Y_ r‐､ノ ＼{: : |.:/{: : :{ノ/ ＼ ￣,: : : : :|ｲ ／ r__っ ／:,:..:..{∨:／ ￣) |: /
/／ ｉ八: : {ヽ／ ｝ ト､／ヽﾉ 〉､∧八 : :∨ {: : : : ,／ ノ { | ＼ /:.／:..:／￣- ≧､ / }/
／ r┬'─ヘ｛'〈 j ／ ヘ〉 /|:::｀ｰ∨＼: ヽ、 乂: : :{ ,....イ{:/:.〃/／:∨:/:..:／:..／ ／⌒ヽ /
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…そういえば、立花さんも転入生だったわね」
「メルトは予想範囲内でしたけど、宮永さんもとは…上手に爪を隠しましたわね」
「えっ、先輩、白井、二人共何を…えっ！？」
訝しむ学生達と、その中で訳知り顔の御坂美琴と白井黒子、
そんな彼女等に疑問を投げかけようとした櫻井螢の前で、
一刀達4人は、足元から発せられた閃光に包まれ――
- 3596 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:11:03.05 ID:UlUPCNTQ
-
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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.::::::::::!:::::::＼.}/::::/ .}:::} ヽ／:::::::::::::::::::',
,::::::::::::!::::ｨ芸ﾐ!:::/ !::」.ｨ芸ﾐ:::}::::::::::::::::',
/:::::::::::::!/ 匕 タ 匕タ!:::}_::::::::::::::::,
/::::::::::{ !{／/／/／´／/／/ }:/ !::::::::::::::::.,
/::::::::::::ヽ }! , - 、 U } /:::::::::::::::::::.,
/:::::::::／:::::::} u { ! /::::::::::::::::::::::::::..,
. , ′::／::::::::::/:::＞ イ:::!::::::::::::::::::::::::::::::.,
／::::::/:::::::::::::/／::::::::::::} ‐-‐ /:::!::::!::::::::::::::::::::::::::::::::..,
／::::::::/::::::::::::::/:::::::::::＿__} !::::i:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::;
／:::::::::::/::::::::::::::/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ {二 >!:::::::::::::::::::::::::::::::::::..,
／::::::::::::::::!:::::::::::ﾉ￣!ﾆﾆﾆニ! /ニﾆ＞、::::::::::::::::::::::::::.,
/:::::::/::::::::::::{::::::::::} !ﾆﾆﾆニ!丶 -/ﾆﾆﾆﾆﾆ ヽ:::::::::::::::::::::::::',
/::::／!::::::::::::::!:::::::::} }ﾆﾆﾆﾆﾆ', -‐- 、 ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ヽ:::::::::::::::::::::;
./::::/ !:::::::::::::::!::::::〈! }ﾆﾆニニ ,====- ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ !:::::::::::::::::::::i
/::::/ }::::::::::::::::',:::::::ﾄ!、 }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ !:::::::::::::::::::::!
./::::::! }:::::::::::::::::ヽ::::}ノ｀ !／ﾆﾆノヽ V =-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ｨﾂ!::::::}::::::::::::::{
{::::::::} }::::::::::::::::::} ヽ:＼/ }二/ ヽ／＼ ./ =zヽ !::::::}:::::::::::::,'
}::::::::} }::::::::::::::::/ ＼＼ . } .{/ ', }::::::}::/!:::::/
.}:::::::} }::::::::::::::::!,、_ { ＼! { } .} !::::}/ .}::/
.}:::::::} }:::::::::::::／ノ7-,.{ .{ ! =ヽ- 、 }:/ }/
.＼:::{ ヽ::::／ } /」 } ! .{ !ヽ } } }
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「なっ…」
螢は2人の言葉を理解した、一刀が何者なのかは既に確信を得ていたが
「まさか、他に3人も…」
閃光が収まった後、そこには色とりどりの鎧を纏った4人の姿があった
そして、その傍らにはそれぞれ特徴的な紋章が施された青灰色の箱…聖衣箱
- 3597 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 20:11:34.24 ID:V+7ZvN0b
- 響先輩帰宅部やったんか
お供のレズ娘には聖闘士と教えてるんかね？
- 3598 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:11:35.03 ID:UlUPCNTQ
-
Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍΛ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍΛ＿ﾍ＾－＾
ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λﾍ＿＿Λ ﾍ＿ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ
＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ /＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ
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. |.u (＾・＾> ｡.:::::::| U ｀-=ﾆ= | .｀-=ﾆ=- ' .:::::::|ﾆ=| ｀［王l王］' ..:::::| ｀-=ﾆ=- ' :::::::|
＼ ﾟ ⌒´ u .::::／＼ ｀ﾆﾆ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ﾆ´ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／＼ ｀ﾆﾆ´.....:::::／
／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼-‐‐ ／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐--‐‐―´＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「聖闘士…青銅聖闘士か…！？」
防壁上の学生はともかく、戦いを生業にしようとする大門前の学生にとっては、
聖闘士は無視できぬ周知の存在である
それが4人も学校に通っていた事実は彼等にとって驚きであった
そして、その聖闘士達が揃って迎えようとするあの銀色の戦士は…
(((白銀聖闘士…だったらいいな…)))
もし敵であるなら、聖闘士が4人がかりで戦うことを選択した相手になってしまう
- 3599 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 20:13:15.61 ID:V+7ZvN0b
- 白野サンの聖衣は一見白銀聖衣なのかわからなくなってる感じがするからしょうがないね……
- 3600 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:13:33.17 ID:UlUPCNTQ
-
-- ､__
. ´: : :'⌒:'ｖ-ミ: .、
／ ／:,: :/: :i: :`ﾏ: : : ＼
, ': :, ' : /:,/: : :i: !: ､ミ: : : : :,
∧Ｖ: /:/:〃:i: : ｉi:ｉ、:i＼:ヽ :!:i
. :∧〉ｉ: j/ !: :i: : ｉｉ:い:!㍉ヽ} !:l
i: : : :!T:T:亅_j: : ﾘ:|_jｉ|__ ∨!:!:|
|￤:i:|:jｯjｨ弍T: /;√}ﾘ }:j !:i.
|小:i'|从 ﾋ:J !/i/ 歩=ｯ',バj i; ＿（＼
|从い ￣ j "" .勹从jｉ r‐(r1丨〉 }
|i: 介;ﾍ、 _ ___,， ,.-r个!i弋. {`J iJ .{' ,〈
ﾘ/: |:ｉ: : ト. . イ:i: :ｉ: | i:!: :い〉 /! }
ノ'i: ｉ |:i: ;人} ｀¨´ |人 !: ! !i＼V ＾'ノ
､j厶< `ア下¨´ `7T＾'マ{ ／
／､} ＼_/ 丨 ､__／ j ／〉 イ
. ＼ ∨ ; { { __j } } {/ 亅 !
ｉ ヽ〉 ｉ 〈 }, / ' ｉ 〈／丨 i
亅 } ｉ__ 、V｛/ ′_j__ ｛ l !
{ ＼} ; ｀'ﾍ∨/ {{╋}}丨 l ！
丨 ､〉 . ∨ `Ｙ´、!_j _／) ；
！ } ; ; .ﾂ'´ ／ {ﾍ.
’ ＼; :、 _j／ ⌒'ｰ┴ｖ〉
/,ィ´￣`iＺづ! -‐ ｀¨´ `うﾌ′
{厶| ／ _ -ｒ‐‐ ,，__,ズ′
`¨{ _,． ´ ｉ /{ ｀￣
‘'ｰ…ァ'´￤ _;／ 人
人 __j_ -‐ 〔,／ ハ
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「…たく、心配性なんだから…大丈夫、味方よ、私が保証する」
そんな学生たちの不安を払拭するように、美琴が声を上げる
「先輩、あの者をご存知何ですか？」
美琴の方を向いた学生たちを代表するように、螢が尋ねる
「ええ、友達…まあ、貴方達も知っているはずよ、彼女の事は…そう、間違いなく、ね」
「お姉さまの言うとおりですわ」
ニヤニヤする美琴と黒子に、再び怪訝な表情を浮かべる学生たち
- 3601 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:16:30.55 ID:UlUPCNTQ
-
. -─-ミ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
.′ :.:.:.:.:.:.:.:.: ｌ:/ﾉ
| .:.:.:.:.:.:.:.:.:| :.:|'{ｰ
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| :.:|ﾉ
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∨＼ハ/}／｝_人｛///∧///
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それはしょうがない事である、と言える
そういわれても、銀色の戦士は彼、彼女らに取ってまるで覚えのない人間であったし、そもその素顔すらよくわからないのだ、
何しろ前髪で隠れてるだけなのに目元がまるで見えないのだから
一体あれは、誰もがそう思ったとき、青銅聖闘士達に動きがあった、皆聖衣の兜を外し、跪いたのだ
気が付くと、、まだ離れた場所にいたはず銀色の戦士が、既に大門前に居たのだ、どよめく学生たち
- 3602 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:17:11.65 ID:UlUPCNTQ
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|. :〈 ! :. 灯沁x､/:. :./. :/:7'':. : /
/| : ﾊ| :. :.|ﾋ,,ｼ "'ｨ芯ミ: ///
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〈. :. ﾉﾊ. :| :. :.| ''"〉＼: .:| / : :. :. :. ＼
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／ .:./ γ"{ j :. :ﾉj0) V / /: ./ ‘，.:＼＼
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// /:／ :. | ／. :/ | ｛: .:｛ l{ -、 ‘，:. :. ＼＼
｛.∨/. :. :.／./: / | | ,､､､＼: ＼ ‘， ‘，:. :. :. ＼＿
).:.〈. :. :./. :/. /¨¨7 0 / ﾞ;: .‘､,Λ ‘，:. :. ￣:. :. ⌒ヽ
＿／.: ﾊ . : /.:./:../ / | | / | .: .‘｢Λ ‘，: ＼￣⌒＼:. )
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「…そこまで畏まらなくて良い、報告は後で聞くわ」
跪く青銅聖闘士達に立つように言いながら、銀色の戦士…白銀聖闘士は、マスクを外し、前髪を掻き上げた
「「「あっ…」」」
大門前、防壁上、それに関わりなく、学生たちはその顔に覚えが有った
放課後によく行ったお菓子屋さんの主人、
雑誌に乗ってた王国でトップクラスのパティシエ、
なんか一部の女子に崇拝されている人、
戦技大会魔導鎧の部の飛び込み参加者にして準優勝者
「岸波…白野…？」
- 3603 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:19:29.19 ID:UlUPCNTQ
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混乱する大門前の学生達、その中で迷いなく動く者があった
「…店長！ 助けてくれてありがとうございます！」
立ち上がった一刀達の間をすり抜け、駆け寄った固法さんが白野に抱きつく
「うわっ… ん、ゴホン！ 当然の事をしたまでだよ、固法さん」
（これは予定になかった筈だけど）
まあ良いかとそれに応じ、白野は彼女の背中を撫でた
すると、彼女は更に強く白野を抱きしめ、離そうとしない
- 3604 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:24:20.52 ID:UlUPCNTQ
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「…固法さん？」
「私達が貴女の目的の役に立てるのはここまで」
彼女は白野の頭を掻き抱き、その耳元に唇を寄せ囁く
「ひゃっ…」
熱い吐息が耳に当たり、白野は上ずった声を上げる、背筋に来たのだ
そんな白野の髪を、彼女は愛おし気に撫でながら続けた
「だけど、一緒に戦う事はできないけれど、ずっと貴女を想っているわ、店…白野」
無事に帰ってきて、そう言って彼女は白野から離れた、他からは分からない様、頬に軽い口付けを残して
- 3605 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:25:10.54 ID:UlUPCNTQ
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でも位置的に咲さんに見られた
咲さんのやっぱり、という視線が白野に刺さるのだった――
- 3606 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:26:23.24 ID:UlUPCNTQ
- と、今日はここまでだな！
省略できるとこはせんとなー
ではまた近いうちに！
- 3607 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2016/08/23(火) 20:30:26.86 ID:UlUPCNTQ
- と、ちなみにマスクをとる前の白野さんの顔は、車田名物顔ベタ塗で目だけ光ってる状態でした
- 3608 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 20:31:40.33 ID:mkxUp8Mf
- 乙でした
- 3609 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 20:52:35.54 ID:8+TdP7Yb
- おつおつ
ﾔｯﾊﾟﾘﾅｰ
- 3610 ：隔壁内の名無しさん：2016/08/23(火) 21:37:01.53 ID:KCi+u9Hv
- 固法さんの勢いが止まらない（震え
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