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【あんこ】俗物なフリーザ様が宋江になるようです その5【水滸伝・R-18(G)】

1607 :名無しさん管理スレその7の>>1-6をご覧ください:2018/09/28(金) 10:07:35.98 ID:zUfydOSs
「杜子春」における日中比較がこの話で参考になった

芥川龍之介「杜子春」は
杜子春という男が仙人になりたくて弟子入りしたところ、その修行で「絶対に口を開いてはならぬ」と言われた上で様々な責め苦を与えられ
耐えていたのだが、老母が鬼に激しく殴られるところを見せられて「お母さん!」と思わず叫んでしまって修行終了
仙人は小さな家を与えてお前はここで平凡に暮らすがよいと言って去って行く……という展開で
日本人的には受け入れやすいものだけど

原典の、唐代の説話では
杜子春が口を開いてはならない修行を課せられるまではともかく、まず鬼に殺され、生まれ変わって女になり、しかし口をきかず障害者として扱われ
それでも夫をめあわせられて子供を作るがそれでも無言を貫き
子供が産まれたのに喜びの言葉を発しないので激怒した夫が、赤ん坊を石に叩きつけて殺してしまう
そこでつい声を発してしまい修行は終了
仙人は「そこで声を出さなければ仙薬が出来たのに」と見放し、杜子春自体も修行を達成出来なかったことを恥じて終わる……

どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、価値観が違うっていういいサンプル


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