【FGO】幕間の物語【鯖鱒wiki】
- 3329 :名無しさんスレッドの埋め立ては空いている時間に:2019/12/04(水) 23:42:47.32 ID:eQYq8Xl4
- 【グノウェーの幕間】
『タイトル』
独りぼっちな太陽の夢
『あらすじ』
ある日、カルデアからグノウェーの霊基反応が消失する事件が起こる。
調査の結果微小な特異点の兆候とグノウェーの反応を検知したカルデア一行は反応を追ってグノウェーの故郷、神代のオーストラリアへと飛ぶ。
そこは目視で数倍の大きさの太陽が鎮座する、しかし反対に世界は寒々しく凍りつこうとしている荒野の世界だった。
特異点の捜索を進めていくうちに、カルデア一行はいずれ神と呼ばれることになる少女の人生を追体験していくこととなる。
……はじまりにはただ安堵と、恨みがあった。
ただ、最後には彼らを理解して、慈愛にて人々を照らすことを決心したはずだった。
けれど。
寂しい。寂しい。寂しい。寂しい…
太陽は、暖かな焚き火は目の前にあるというのに、幾世霜を経る度に、心の隙間に冷たい霜が降りていく。
ここには、きっと何もない。
今となっては地上が、ただ、遠い。
幸福な団欒が見える。楽しげな息遣いが聞こえる。
…しかし。
私があそこに加わることは、きっと二度とはないのだ。
ああ、あの都市に灯る火が、ひどく羨ましい。
この耐え難い永遠に浸り続けるくらいなら…
私も あそこに 行きたい。
私は あそこで 生きたい。
幕間終盤、急速に地上へと近づく太陽の少女。
このままでは太陽が地球を呑み込み、人理は消滅する。
人類終了の窮地、カルデアが取った行動とは…
「お前たちは何者か、だと?フン、決まっているだろう。太陽を連れ戻しに来た、夜鷹の星だ」
『出演予定のサーヴァント』
グノウェー(讐)、アンデルセン、ブギーマン等
寂しかった、とは言及されているし、いくら現在は達観した視点を持った神とはいえ元はただの少女に過ぎないわけで。
人々を慈しむ火となった一人ぼっちの太陽を、いったいだれが慈しめばいいのか?という話。
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READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106