【安価】白野がファンタジー世界で小宇宙を燃やすようです3
- 9124 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:09:47.05 ID:R0n8vMnK
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二人の視線が交差した瞬間、アレス神殿が内側から爆ぜた
- 9125 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:10:08.01 ID:R0n8vMnK
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ト---- ミ ＿＿
__､_______ | ＼ / 圭圭|
|/ ＼ｉl|ﾆ| Lrー-ミ ヽ z |圭圭|
/ ヽ_| } |ﾆ|圭圭|
/ /iトゝ } ,' |ﾆ|「￣}_}
' /ｉlｉ|ﾆ| __/ / |ﾆ||O/ /
八 ､圭|ﾆ| ,. ―＜ ヽ___＼ |ﾆ|∨ノ | _ -=ﾆ二
＼ ＼i|ﾆ|__／ ／￣ ヽ Oi〕 |ﾆ|圭圭| ＿＿_ _ -=二二=-
|_トミ / i ／' { } ／ |ﾆ|圭圭| ,. '" _ -=二二=-
／ ￣￣￣＼ |_|圭|={ へ 八 ､ ｸ／l￣ﾊ＿|ﾆ|圭圭| ／ _ -=二二=-
/ ⌒寸三三ニ:＼ |_|圭l:人 O トミi≧=彡ｲ{/=/----＜ ￣ ＼/ _ -=二二=- <三|
{ﾍ )三三=-'" ／/⌒{ |≧ _〔 }| |ﾐ|ﾉ | | | ＼ _ -=二二=- i}ﾆ/
Ｖ≧===≦三三|/￣ 〈 ∧//＼／{ 〔≧彡〕７ ＼ ∨ _ -=二二==- -----＜/
∨三三三三ニ|―― 〉Ｙ=∧,__八 ､ ／=/ア_ -=二二ﾆ=- ､ ／ ―― ヽ
寸 ／_ У'￣￣ |,/ ＼ ―=彡:: _ -=二二ﾆ=- V/ ／￣￣ヽ |
／ ､ ＼/ |i ／＼__|_ _ -=二二二=- --ー /／￣￣￣＼ﾉ
／￣ ＼＼ 人＿＿＿＿＼＿__／:::::| _ -=二二二=- / / ／' -――-ミ ＼
ﾉ -――-ミ ／'＼//////∧:::::::::::::_ -=二二二=-..::::::::/ /＿__／'" ＿＿ }::::::＼ ヽ
／ へ --- ミ:＼ ―――∨_ -=二二二=-／):::::::::::|／￣ ／￣ ∨| |V:::::::::::::＼ i
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| |// へ＿／ Y 人///,＼::＼=-::}:::::|:::::::::::::::|::::::::::::::::{::::::/／人 / (_/ / /' }
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「うお！？ 何が起きた！ グラハム！」
「どうやら本命が出た様です！」
（あれはやはりグラハムか！）
グラハムと呼ばれた、かつてとは全く違う姿のMSを気に留めながら、
白野は油断なく神殿を見る
サーシェスの手勢は爆発の衝撃で吹き飛ばされたが、
直ぐに陣形を立て直し、攻撃を再開しようとしていた
- 9126 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:10:22.88 ID:R0n8vMnK
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が、神殿から立ち上る煙の中から放射され黒色の波動がそれらを一度に薙ぎ払った！
「…この小宇宙！」
これまでの狂闘士とは次元の違う、アレスに近いそれは
「ようやくお出ましか！ 恐怖を司る狂将軍さんよぉ！！」
本作戦の最終目的、狂将軍が遂にその姿を現したのだ
- 9127 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:11:13.27 ID:R0n8vMnK
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l.l ヽ .／ .| ／ . ／
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＼￣￣￣￣￣ ´l .Ｖ. '., ,r ´ ｀ヽ ∧.. ! .／ ＿ .｀ ＜延ﾆ≧xン .λ＿__ Ｖ ，s≦
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.| ｀ヽ | . 》 弋./ .r=n Ｖ 7 ／.. ﾟﾞ.≧s.／.__-=＝x ./ / / /
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弋ヽ｀ヽﾟ弋 .|. ∧ .l 弋ﾞ｀ヽ、｀ ＿ / ／ ＿＿/＿__./.＿＿__／. ∧__/ / . l／ .／
＿ } ..l. |. ∧ ﾉ ﾄ.￣..｀ﾟ´-.'./ / / ./ ∧ ./... l ／
./ ヽ 入_..|.. | . ,r==ヽ .λ.ﾟV´.!ヽ// / / ＿＿./ /ﾆﾆ/ ｀ ≧s。 ／
＼ ﾉヽ |...|.../ λ＼_} .。≧ ﾟ .￣￣l丶￣￣/ ，-=.、 Ｖ＿＿
￣ ／..|.. |￣￣￣￣￣ヽ´ ＿＿ | ＼ ./ / Ｖ l。ｘ 、 ヽ
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／ .7::::/ ￣ ./. |. .| { ./ / /ー--/∧ ∧ . l . ﾟ≦x . |
／ .7 Ｖ / .∧ l /ヽ、 / / ／ ∧ .＼ . , . ﾟ＜__/
／ .7 ＼。s≦に三l三三}! ｀ﾟ弋 -==-´ ﾊ三三ﾆﾊ ∧ ..＼ / .
.7 xｲ三弋三三l三三}! ＿ ｀≦ ＿ ≧_ﾉ三三ﾆﾘ .∧ ￣ Ｖ
/ __,ｲ三ﾆ≧ﾚ ﾟ ￣＼¨´／Ｖ ｀Ｖγ.￣ ｀Y.r= lヽ ./.ヽ .∧ 。s≦ｘﾘ
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「…でかいな、おい！」
それは巨大な体躯を有していた、白野がかつて倒したサイコガンダムより一回り大きい
「…僥倖である」
狂将軍はサーシェスと白野に視線を向け、言った
「この戦い、既に我は敗れた…が、意趣返しは出来そうだ」
「主の敵討ちをしようってか？ いいねえ、受けて立つぜ！」
「………？」
その言葉にサーシェスは好戦的な返事をし…白野は嫌な予感を覚えた
敵意は感じる、だが、殺気がこちらに向いていないのだ
狙いは自分ではない、つまり、それは…！
- 9128 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:11:38.08 ID:R0n8vMnK
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／..l.￣.V ＿
/l '...l V .／7 ..ヽ
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..＼ ＞。＿ / V .l/ 入_/＿/. l.´ ／／ヽ_ノ
＼ / ￣/ ￣.＼V ／__＞。＿.ノ ヽ／ l . l／ ／
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ﾟ＜ ＞。 ./∧.ー' 弋ーV ﾟﾈ,＼ /. |,ｒ===< .l! !l <ヽ
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//￣ヽ,ｒﾈ｛＿__)∧ / /三ﾊ. } ｀ﾇ>ｼ／l￣ｒ=。 .V ヽ .rｔ－.、 / ,
l l/l￣/ ﾟﾈλ___ﾗ.ﾉ ＼__./ l Y/＞卞<==ー.、Y.ヽ＿l＿ l イ/{ﾉニﾆl / /
.∧.V∧ ﾟﾈ入＞ﾟﾉ ＼ ∧.. | .| ﾞヽ ﾟﾈ, ／ヽﾊ} 7 ／/ ７ {! (二二}./ /
..弋ﾉ V∧ ＜_７ V∧ ∧.| .|＿.ﾗ } Y .Yl 7ヽl l { .弋 ＞シ ./
∧ .V ≧s=＞ ／l .l.V∧__/≧s。/ ﾉー―ﾉ7 .ヽ弋＿s≧´ /
.∧ ＼＿__.／―' / .}イ＝＜三ミ＜――<｀ヽ /. ./
./ ≧s。∧＿＿＿＿／/＿_ノ l ./∧ ￣ ヽ｀. /｀ヽ ／
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/ ／ ￣￣ ／ .／ ｀＜ｼハ 7 V .ﾊ ＼ .V ￣ ／ /
./ / .／ .／ ／￣ヽ l / / {! .ﾊ -―= ／ ./
／./ .。s≦´/ //ノ ..{__ V .＿ ﾊ ￣＼ V ./
/ .。s≦´／ . .// /7 入ﾐ V./ V.} .l l .／
./ ／ V / ／ヽ＿／V .V /三ﾊ./ ./ l .／
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./ .l ∧ ./ l./ l ／ ＜ニニﾉ、 .{
.. l ./ ∧ / ／l ./／ ｲ三三ミsヽ .l
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「一刀！ 全力でみんなを守って！！」
「おう！」
「！？ 黒薔薇よ！！」
「なっ！？」
白野の言葉に、備えていた一刀と、状況を察した真紅の反応は間に合ったが、サーシェスは一瞬対応が遅れた
「全砲開放！ フルファイア！！」
狂将軍は叫びと共に己に備えられた全火器を一斉発射する！
その狙いは…上空のドロスと、白野達の背後に集結しつつあった聖闘士達であった！
- 9129 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:12:43.32 ID:R0n8vMnK
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Ｙ´ ｀ヽ
,, ｰ''''ｰ､ __ { .} ＿ ／
_.. -- ,,. / .ﾞl, ..-'"゛ .｀''-、 ヽ ./ γ ｀Ｙ′
ｒ-=-, ／ .｀′ } / ｀!、 .｀'―‐'″ .!
l ! ./ ,,_. ._,／ ! ! ＼,,__,..-i
`-=-´ .l | ´ ,..-―-..! ! ヽ
! ,! ./ メ‐'¨¨￣¨¨ｰ ､. ,-'"￣｀'-、 ｀‐
ｒ'"￣｀''､ .ヽ / .! i ､ ＼ lﾞ ｌ
.! .! `-..__ __.／ .ｌ. ./ ﾞｰ-==-‐/ ヽ .! } ＿
¨''''′ . _./ _..-ｰ￢-.., ￣ Ｙ´¨ヽ ｀'- 、 ｀''､ .l゛ ｝ ヽ. ..,ﾉ゛ ,／
.'.ｌ ,i″ ヽ 廴__ﾉ ｌ .! ! | ｀¨¨¨″ /
ｌ ｌ ! ｌ / .! l l
.| .! ﾞ‐'ｰ-、 ｀' -==-'゛ .ヽ / |
./ ヽ ヽ __/ ／ ヽ
/ .｀'ｰ .＿ イ | γ￣｀''､ ／ ＿_,,,,,..-'" __ ＼
＿ -'" , --、 ヽ / .ｌ .廴.,,_ / Ｙ .,..-￢¨ｰイ ヽ ￣
! .! ｀'ｰ- --'" ﾞ> ｀'-′ ! / ノ
ゝ--'ﾞ _ -''''¨¨¨'ｰ､ / / │ ! γ¨￣¨
￣¨''-、 ,i′ ヽ ! ト ,,＿__,, ,ノ │ / !
. ｌ ,! ! │ | ヽ / ｀'-=-‐
.| | l ヽ / ｀'ｰ-==-‐"
ノ ヽ / ＼、 ,.ノ
￢'''´ ﾞ''ｰ---‐″ ｀ﾞﾞ¨¨ﾞ´
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「急げ！ 迎撃態勢を整えろ！」
「疲弊している者は下がりなさい！」
一刀が生み出した氷の防壁と、真紅の黒薔薇の結界がそれを防ぐ
まるで暴風のように襲い来る砲撃に対し、聖闘士達は何とか対処することが出来た
が
「おああああああああああ！！！」
「く！ 身を挺してでもドロスを守れ！！」
サーシェスの手勢はそうでは無かった
狂将軍の砲撃が次々とドロスに着弾し、その装甲を穿つ！
ドロス周囲の機体が必死に防御に入るが、その火力の前には意味をなさない
しかも
- 9130 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:13:14.99 ID:R0n8vMnK
- . / / l.l l.ｌ ｌ l ｌ l 、
/ ｜ |.| | l | | | | ｜∧
ｌ ! ｌ| ! .|│ l ﾄ, ! | ./ / |
l ヽ | !ヽ. ヽ ､ヽ、 l / |. ｜ / ./ /l ｜
| ＼ {ヽヽ＼ ヽ＼ヽ| / -l／ｌ／ｌ／／｜ l
｜ |＼ヽ ＼ ヽ-、ヽ| / , -_仏∠∠| . | |
. !｜l | /"7¨丁ﾞ}＼ ﾚ' ,イ､_>ｰ} 〉 / .｜ ∥
ｌ | | | ｀ ヽ二ン ヽﾞ＝'´ノ / / ｜ ∥
ｌ.ｌ | |ヽ ￣ | / / 1 |
∥| ﾄ､丶 ' / / /| ｜
|│ | ｀＼ -─ ／}′ / ||. |
|│ | , -‐ヽ、 ／ / /' || !、
|│ |／ | ｀丶 、 __／"７ /ｲ || ｌヽ
|│ │ | , ‐ ´ / //_|. || ｌ ､
|│ |ｰ---‐ "´ / // ｜ || ', ヽ
|│ ｜ - ┬‐/ //´￣ ＼ ＼､ ヽ ＼
__,､=＝三＝-- ..､
,､-:=/ /:, ' ,: :': : ＿ ｀丶.､
ﾊ :',:.,' /,.'／,､-―- ､ ｀ 丶 ､: : :｀丶.
,x '´,＞ - ; ;.::; -:―:-:.:､: : :｀丶､: : ｀丶､: : :丶、
{／ : ; ' ,.; ; ;ヽー:-:-:-:_:ヽ .:ヽ: : : :｀丶､: ＼
/ ／, ',. ' ./,' ; ヽ＼｀:ヽ. ＼ : : : :.｀丶､: : :.｀ヽ.ヽ
'/ ; ':, ' .,.' ｉ ヽヽ ヽ. . . : : ＼: : : : : :＼丶:､: : ＼
/.:,'.:.,'.:.:.:,'.:.:.!: ':, ヽ : ＼＼: :＼: ＼: :＼: :＼ : :＼: j !ヽ:ヽ
;: :ｌ:.:.|:.:.:.|:.:.:.l; ',:.ヽ|＼ヽ.＼｀丶.ヽ: :.ヽ : ＼: :＼ : :.ヽ.j:.ﾘ `＼
| :.|:.:.| :./|: : | Vヽ:.| ＼ヽ ＼:.:.｀丶､l : :＼ヽ: :丶 ヽ∨
| :.l:.:.:!:.:|__V:| ヽ:.:ヽ. ＞≠´￣V.:｀丶: :ヽ: :ヽ: : ヽ}
|.:.:|;.:.|.i.| _｀!ヽ､ ヽ＼ ／´ ,.xﾃテ=､V:i＼:＼: :＼',＼ヽ´
|.:λ:.:!|:ﾐYて㌔. ＼ .ﾊらz::ﾘﾉ .|λ∨i:､ヽ!|ヽ} ヽ}:｝
!:| ヽ;＼冰_ﾏzﾑ ｀¨´⊂こ⊃ !ｲ }从 ﾉ二二）
';|. |:::: （ヽ⊃ |:.!＼､! ／: : /ｲ
＼.jﾊ;.ﾍﾍ｀､. 丶 |/ ｀丶､ ゝ-
＞?ヽNへ - 、 ,.ｲ'´ ,､-=＝＝＝.L.
{_!_!_ﾉゝ′＞ , ,..ィ／ ／, ､ '´ ｀ヽ
.≧.ｧ´ 〉' ,､' ／ } ＼:ヽ＼
,.＞'"＼/／.／: ／ ＼!:::＼
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〈＼ ∨≦ー┐:,' :.! : : : : : : ― - ,､--＼.
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「おい、こっちを狙って来た、戻るぞ」
「大体は調べられた…まあ、これで沈むならそれに越したことは無いが」
「監視班は何やってたんだよ、おい！！」
一体いつの間に侵入していたのか、
ドロスの内部から蟹座と乙女座の聖闘士が飛び出してきたのを見て、サーシェスが怒りの声を上げる
「姿が見えないと思っていたら…！ 白野、ここは私達で防ぐ！ 貴女はあれを倒してきなさい！」
手柄は譲ってあげると真紅
「任されよ！」
白野は砲撃の中、狂将軍に向かって走る！
「クソ！ させねぇよ！！」
それを見て、サーシェスもスラスターを吹かし、大剣を構えて狂将軍へと接近する！
- 9131 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:13:57.83 ID:R0n8vMnK
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V ＼ﾊ . |../| .∧＿＿./ノ￣＿./￣/ xｒ――ｒ――，
｀＞x{!＞x.|_! | ∧r--x＿/.＿ V∧----'.イ￣￣ ../.７´
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ﾟ―――――――l＿＼＿＿＿_,x――--- |＿.|＿/__./l_ ＞ .＼.| 卞≧ν/.r=x l´ ヽ..ヽ
／ ノ l .ヽ. xイ ＞´ ＿| / .lヽ.ﾄ夂_.ハ弋¨..|ー-.|＿|
＜´｀ ＞----'ﾟ弋 .ﾍ xイ´ ＞.´ .,xイ..＿|__./ |/へ /'r=.x- ｝ヽ、ヽ_ト.、ノヽ
／ γ´＿xイ＿ノ＿ﾉヽ ヽ弋_./_ﾉ_ /ﾉ ヽ 弋ソ
，イ {__/ ./ ／／ ヽ |__ﾉ.７¨ヽノ V/ヽ l
.｀ﾟ ＜__.xイ＞-ー-V. l___ ｲ .7 .＿ .|__ノ.Y￣ ﾉ
￣_.ﾉー 、 lー-- ﾟ’ {ヽ / .| |＿__ゝ＜λ
.∧ ﾞヽ /.. / ￣￣￣ ｀ﾟ＼.[ ].ノ__l__/￣弋 ヽ
ｌ＿V ´.V / .ﾉ / / ￣
V V__/
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「来たか、神を殺めた大逆者共！」
その火砲は途絶えることなく火を噴き続けているにもかかわらず、狂将軍は長剣を手にした
まともに振ることも出来ないそれを構える姿を見て白野は思う
（捨石、か）
先程、狂将軍自身が言ったように、この戦いは数的有利を失った時点で質の劣る狂闘士軍の敗北だ
最強戦力である狂将軍とて、極めて高度なレベルではある物の、主を討った白野やサーシェスより質で劣る
勝ち目は無い、それ故に、狂将軍は敵戦力を減らす事を選んだ
次に、繋げるために
- 9132 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:14:35.15 ID:R0n8vMnK
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∨ ∧ ｀ ＜_ |___ l _＿,.､/:::,.､ ヽ::/ -‐ ￣ _)Y辷ーJ
/∨//勺 ￣ ｢ ヽL rくニ〃/''´ ..,;;;:::∧ jI_ ﾆ=‐''"￣⌒ー'’
〈／∨//∧ ＼ | l llメ~ /..:､''´..:'::＞'’
＿ ∨// ,ｲ ､＼| l l|.､ / .....::::::::::∧
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. ＼＼ ,:ｲ ｨ㌻ ィ |!_／／<ｰ'’ /／／:::::::::::::::::ﾑ
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＼ヽヽヽヽｨト-----|! ｌ＿| ﾏ/´|／)入__rくミｭｿ´━‐- ＿ _.､＜ l|
￣￣￣＼l√￣lﾞﾞ~ ﾉｰゝ､_／＜ {乂r刈j ‐ _.､＜ _＞'´
|! _,ｨlﾘ＜￣￣ .＞ ´ /'/ 》 _.､＜ /
Yοﾉr'´ ＞ ´／ ./'/ 》 ｀`''- _ /- _
＞'^¨~ ＞ ´ﾍｊｨ／｢ /'/ 》 ｀¨¨~ -_
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／ l /｀ｰ､乂 Ⅵ! ／ ＼ ＼ ,ｨﾁﾐ_、 ∨ /
L｣＿＿ / _／ _ Ⅴ.／弋 ｲ＼ > l{ (__}|! ∨ _＿
￣ ＼ （辷＿＿,＞ ´ ＼_/ ゞ､ ゝ.、__ﾉ γ⌒ヽ ゝ、
＼! ! `'＜_ { 《 ヽ
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:i:i:i:i:i:i:i:i.＼ 〈≧, ミｋ: :}
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ミﾐ ､:i:i:i:i:i:i:i:i:i.＼ v:i:i:i:i〉´
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…よかろう、その想いに免じて、私の奥義で葬ってくれる！」
その瞬間、白野の周囲の時間の流れが乱れ…それが右足に収束する
こんな大勢の前で使うのは初めてだな
そんな事を思いながら身をかがめ、狂将軍に向けて跳躍する
しかし、その一瞬のタイムラグが、白野より一瞬早くサーシェスが攻撃する結果を生んだ
振り下ろした大剣は、装甲に阻まれながらも狂将軍の胸元を切り裂く
「ガアアアアアアッ！！」
「悪いが、俺がもらっ―――」
「テロス・ドレパノン！！！」
「うおおお！！ マジかよおい！！」
先んじたサーシェスに構わず蹴りを放つ白野
サーシェスは大剣で斬り抜けるようにそれを躱すが、
流石に間に合わず、白野の蹴りにその大剣が巻き込まれた
- 9133 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:14:57.45 ID:R0n8vMnK
- / ｌ, ! / ヽ .|
/ ｌ ｌ, ｌ ﾞL .!
/ ｌ ｌ ｌ ｌl、 ! __／
! ｌ ｌ / ｌ!＿_ｒ‐|ｒ‐-'"
/ ｌ, .ｌ _rt'ﾄ i″ /
| 〉 .ｌ . ／ |│ / ,／
| /ｌ ｌ ／ .! ト､ / ,,┤
! / .ｌ ｱ !.! ﾞ'-、 .／ ,／ l
l / ｌ, ..ｌ .!| .＼、 . / .,／ l
| ,! .ヽ ｌ .|,! ｀'-, / ,／
l i′ ｌ,､ ｌ. ﾘ ,,ﾉ.／
l ! ,i" ヽ.ｌ. │ ,ﾉ ／
│ l / '<'､ ,..-'ﾞll、 ._／／ ｌ
! | ./ ヽ｀ぃ-lﾞ.!'" ／ /
｀'ｰ..、 .|、 | ./ ｌ.! ｌ.ｌ .,! / /
､ ﾞﾞ'-､、 .ｌ'- ! / 〃 ﾞ'ﾐ .ヽ ,! ／
ﾞ''-..,、 ｀''-..、 / ! /lﾞ || .ヽ .ヽ / ,／
｀ﾞ'ｰ ..,, .｀''" .＼ ｌ .l !| ヽ ヽ ./ ／
｀ﾞ'ｰ ､ .＼ ! / !l､. ｌ .ヽ / ,／
｀､. ＼ ! .lﾞ !|ﾆﾆ=＿ .ヽ ヽ / ／
ヽ, .＼ / l |.! ｀ﾞ''ヽ .ヽ ./ ／
＼ `ゞ ,! !.! ヽ ヽ〃 ／
＼ ,! | ｌ ヽ / ／
＼ | ! ! ヽ ＼ ／
｀''!､ ｝.ｌ ヽ ヽ /
＼. .! .! ｌ `'ッ′
＼ ｌ ｌ ｌ く
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バキリ、という感触
- 9134 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:15:32.17 ID:R0n8vMnK
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／:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...
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／ :..:..:..::___::ﾆ=-‐''＾二;:..:..:..:..i ⌒ .､イ:../
.......--―…＝アニニニﾆﾆ＼八 :..:..:..| ⌒＼ _,､＜:ﾉ:..:: /
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（なっ…？）
蹴りを叩きこんで、狂将軍の背後に着地した白野は、その感触をいぶかしんだ
「アレス様…お役に立てず…！」
振り向くと、そこには今までと同じように、時空乱流に苛まれ、崩壊していく敵の姿があった
技は完全に入った、その感覚はあった
だが、この技に物理的な手応え…足応えが有ったのは初めてだ
歓声半分、ドン引き半分の聖闘士達を他所に、白野は今まで狂将軍が有った場所を見る
そこには、元狂将軍だった灰の中に、断ち折れたサーシェスの大剣の切っ先が残っていた
そう、残っていたのだ
- 9135 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:16:20.63 ID:R0n8vMnK
-
l ヽ. ＼ ＼＼ ¨ - _
l l ＼ ＼＼ ﾔヽ,、
. `ｰrﾍﾍ┘ｰ- _ ` 、 丶ヽ ﾔ '，、
Vﾍﾍ ＼_ ` .、 ヽ ﾔ '，、
Vﾍﾍ / - _ `ｰ' ﾔ '，、
.､ Vﾍﾍ 〈＼ - _ ﾔ '，、
＼. Vﾍﾍ ＼＼ r ､ - _ ﾔ '，、
l＼. Vﾍﾍ .＼〉＼＼ - _ ﾍ_ ‐ ´＼,
| Lヽ Vﾍﾍ ＼ ＼＼ - _ ＼ |
＼}-ﾍ. ∨ﾍﾍ ＼ `‐′ _,.､r―――‐- _ ＼ |
＼ ヽ ∨ﾍﾍ |､ _,.､r＜ ¨ - ＼!
ゝハ ￣辷ｭ ｢￣｢ ｀′
ヾヽ Ⅵi_／ 丶l
| 丶 Ⅵﾍ┌ ﾉ
ﾄ ､ Ⅴ YⅥ
| ＼ ＼ ｌ|< ∧
. ＼ ヽ ｌ!⌒ヽ∧
| ＼ ＼ ｢`
. | |＼ ＼/
| | ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「――――！！？？」
「…気付いたか、いや、当然気付くよなぁ」
己に驚愕の表情を向ける白野に、サーシェスは魔導鎧、アルケーガンダムの中にほくそ笑む
「見ての通りだ…お前の能力は俺には通じんよ」
サーシェスは白野の力の恐ろしさを知ってる、そして提供者の胡散臭さ、そしてその方法は極めて難しくはあったが…
「対策は取らせてもらった…まあぶっつけ本番だったが、これで効果証明はされた」
言いながら、サーシェスはスラスターを吹かして中破したドロスへ向けて上昇を始めた
「待てっ！ 一体どうやって！？」
「それは内緒さ…あー…ひどくやられちまったな、まあ…最低限目的は達したか」
傷ついたドロスに着艦し、サーシェスは両手を広げ、大声をあげた
- 9136 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 19:16:51.46 ID:iixMpNWG
- そりゃ対策するよな
- 9137 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:16:58.04 ID:R0n8vMnK
- ∥ヽ ／ ／||
| | ／ .／ ||
.| | ／ ／ ／ |
l／| ／ .／ ／ ／
∥ヽ | ,| .／ ／ ／ ／
l ∧ l | ／ ／ ／ ／
l ∧＼ l | ／ .／ .／ ／
.l ∧ ＼ l | ,／ .／ .／ ／
| ヘ | | | ／ .／ .／ ／
.┌==イ ヽヽ .| l .| .／ .／ ／ ／
|＼ .| .| ／ ヽl |＼__l |__,,..／ ／ .／___／
| ヽ ├─-|´／ ∧ l ,l ／ ／ .／ || |
.l／l __ __| . ／ ∧ヽ__|／ <---=┐ .|| |
l ヽ r'´ ..｀.>´/ ＼ ∧／ .＼ | | .|| |
i l ＼ .|,、 < _/ﾉ＼ || .／ ＼|| || |
|＼--ゝ、 l l ＼|::lﾊ ,〃7|/￣7 ／ ／> _|__|
＼ ＼ ＼,l 'i /|ｨ'.ﾘ彳|∥≧__/ ム, ／／ ／ ／
.＼ .＼ __l ｀ヽ＿,,-='´＼Yﾉ--厂二二ﾆ,フ'ヽ .／.／ ／_／
＼ ヽ'＼l_＿r'´ / ,,--='´>---＜'"´ | > ／.／ ／＼ ＼
＼ ,-―＝ｧ'´￣ r'´三三二ﾆ=--===j__／ ＼／ ／ ／ ＼ ＼
|／,,--==< ＼三二ﾆ＝'´ ／|￣l／ ｨ´＼ ＼ ＼／|＼
｀lヽ------ゝ―==='''´jl ｀l|＞-====il｀ヽ、l.∥| | / ＼ ＼ ＼| ＼
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＼ <ﾆ二７.|:: :: ::: / / /￣￣｀ヽ、 ＼| / | |/ ,＼／ ／ヽゝ｀彡 ＼
／＼|>、'l 'ヽ__.／／ .／ ＿＿＿|__／／ | .| | ￣<＼>'´ ＼ ＼
/ / / ＼三彡´ ／ _＞、 ＼｀ヽ、| | ＼ ＼
./ / / ／｀ゝ-ーイ＼／ | |＼ ＼ ＼ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「見ているだろう！ 聞いているだろう！ 各国の偵察隊の諸君！ そして指導者達よ！」
サーシェスが声を向けたのは、この戦場を監視していた王国、帝国、教国を筆頭に、その他の各勢力の偵察部隊だ
本来、アレス神殿攻略戦には聖闘士だけではない、人類が力を結集して行うべき物であったが、
アテナの意志と、各国の事情…以前のアレス復活時の様に、狂闘士の軍勢が自国に攻め込んでくる可能性を鑑みて、
本攻略戦は聖域の軍勢のみで行われることになったが、それでも情報収集の為の部隊は派遣されていた
「俺はアリー・アル・サーシェス！ 神に挑み、その軛を破壊する者…そして人類の可能性を信じる男だ！」
サーシェスの言葉は、逐次各国の上層部に届けられる
- 9138 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:17:49.50 ID:R0n8vMnK
-
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 弋､__
ｲ:::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽﾆﾆノ
j::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::＞': : : : : : : : : : : : : ヽ
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ﾄ､_____ノ::::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ .|: : : : : : : ﾊ:::::::ヽ::::::|
ヽ､::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::-─ ､ノｲ: : : : : 丿j:::::::::ﾉ}:::ﾘ
Z::::::::::::::::::::::ﾘ::::::::::::::::::::::::::ｲ 弋ﾗミ从::::j::::ﾉｲ小:::／.ﾉノ
ｲ::::::::::::::::::::::ﾉ:::ｲ::::::::::::::::::::::弋___ ｿ' | ¨}:::::::/
>::::::::::::::::::´:::::ﾊ::::::::::::::::::弋ー´ ∨从小､__
{:::::::::::::::::::::,ｲ/ ',::::::::::::::ﾂ¨¨´ ､.＿ 〉′ ¨´
ヽ:::::::::::::::::::ﾄ }:::::::::ﾒ 弋==＝ｲ/::::{
r‐‐ﾐ､（::::::::::人. 八::::{| ＼ ￣´/::::小､__
/:::::::::::jｱ￣ ヽ､｀¨'' 从{ ＞ ､ j:::::::jj
小､ノ:::::::::::ｱ弋 ＞- ､_ ¨¨¨く__. ｀¨¨ |::::ﾉ
Y:::::::::::::ｲ ＼ ｀＞､_ ヽ＼ ヽ ﾚ′
/ｲ::::::::::::ﾘ ｀¨ー-- ､ ｀＞､j ﾊ
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「俺は、俺達イノベイターは！ これからアレスの残党を駆逐し…その後、地上の支配権を持つアテナを倒す！」
その挑発的な言葉は聖闘士達に向けられる
「邪魔をしたければするが良い！ 俺は受けて立つ！ まあ敵は少ないに越したことはない…だが…」
聖闘士たちは其々の思惑を胸にその言葉を聞く、敵を知るために
「例え何者が来ようと、俺は絶対に諦めないと知れ！」
強靭な意思を宿した言葉が、聖闘士を、そして各国の指導者を打つ
彼は問うている、俺はこうする、お前はどうするのだ、と
「…まあ、敵はともかく、仲間はいつでも募集中だ！ 詳しくはSNSで！ …以上だ！」
- 9139 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:18:11.27 ID:R0n8vMnK
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､＿,r--ミヽ ､
､__‐''´:.:.:.:.:.:.:.:.｀':.ﾚ)
／:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:ir:.:.:.ミ､
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､ノ;::::::::::l::;:ノｲ:::l;}ﾀl::::::しi_
､_ノ::::|:l'‐弋',‐ｲﾍ ｲ:::i::): : ｀ヽ-. .､.＿ ,..,.. --､
f/;ィ:l:i:::::匕 ....:_',∧ヽ,ｨ: : :_:-ﾍ_: : : : :￣: フ/ i ヽ＼_
r' ´ ヽ,＞-‐ヽ｀ﾉ:ﾞﾍ ヽヽi､:{ フと´｀>r '' "´ ||.l _ ヾ ヽ ＼｀7
.i! ノ_ ﾒ-__,r, >､:jノl'' ' ヽミ'' l / V ｀ｰ'>､ ヽ､ ＼
.l ,r l ｀ﾒ´l.lﾞf<＿j,ノ .〉､｀'_ ﾞ rfヽ ｲ,ﾆ「´ |＼ ＼_
ヽ,' l l|.| l '､ ｀ j:::::｀:ｰ..､ ノ r――' ,j l: l ｀‐ .._,ﾉ
l / l !.l l : ヽノ ｰ- l::::::::::::::::::ヽ:'´:::..: ｀ヽ-‐'/ /: l
l / Y ゝil ヽ､, - |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..: : :| |: :l
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.ﾍ f ﾉヽ j |i ﾈ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
i i lｲ l＼ヽ. ﾍ ｀ _／,ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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;::::::::|::::::|::从;;;;;;;;;;;;;;;;;从イ'´ }:l::::::::::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ‐─- ,ｨ斥芋ミ |::::::::/::|:::::::::::::::l::::|
;::::::::| ,ｨf云ミ ´ ﾞ､:,し/| l::::::/::::|::::::::::::::::l::::|
. |从∧ ﾞ､しﾊ ゝ-‐' /::::/:::::/:::::::::::::::::|::::|
〉 ゝ-' /::::/:::::/::::::::::::::::::::|::::|
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':::::::::::::i::::::::::::::::::::::__|/::::::::::./ r '´ ヽ:::::::::l::::|
/::::::::::::::ヽ::::::/ﾆ｀V_./:::::::::::::/,|/ ヽ::::::l::::|
(:::::::::::::::::::::ヽ/三ﾆﾐ./::::::::::::/./ l / ヽ::::l::::|
／＼::::::::::::::::::|三三ﾐ/::::::::::::/.〈 l ヽ|::::|
／:::::::::::＼:::::::::::::|三ﾆ,/::::::::::::/ミ/ l ヽ:::|
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／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::|｀'/:::::::::::/｀⌒´ l ヽ
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「サーシェス様、ドロスの航行システムに問題はありませんでした、又艦載機の帰還も終わっております」
艦内を調べていたグラハムの報告に、サーシェスは不幸中の幸いだと笑い…
「さて…俺の用事は終わった、帰らせてもらうぜ」
眼下の白野に告げる
「………」
が、先程までとは違い、白野は他の聖闘士たちと同じように、厳しい視線で睨み返すだけであった
- 9140 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:18:23.97 ID:R0n8vMnK
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- 9141 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:18:58.15 ID:R0n8vMnK
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ヽ､_／ l/ ＞｀ヽ､: : : : :V0V: : : Vﾉ
( 人 ヽ_弋りﾃﾐヽ｀ヽ: :_ﾆ´_;. イ
l ヽ_ ￣｀ ﾉノﾂｿｿﾉノﾊ
_」 /ﾊ 〉 ﾉ
/: :l/ﾊ| ', ´ .ｲ
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,. イ: : : : : : : : :｀ヽ､|| / ﾄ､_|: : ｀ヽ､
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／ ￣￣ ｀`ヽ ＼: : : : : ／.:.:＼ 「｀ヽ |＼: : ::|::::::|: : :ヽ､
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｜ V / ィ＿ノ: / : /. : . /: . :{从ｨｿ.
Ｖ/ ,' 廴＿ ィ : l: : : . ｌ . :／ ＼: . .
｛{ | . . : : : : |: : : l : :/ ＿＿ Ｖ: :
｀ | . . : . : : ｲ : | | : : : : ､_廴／≦ Ｖ:
, | . : : : : : : lﾉ∠l∧: | : /ｒ≦ｨ矛了 // : .
｛､＿ノ /. : : : : : : l´ｒ弋仗 ゝ:| 二￣ /ｲ: . : : .
ﾞー‐ ｲ: |: : : : : : :ゝ ￣ ヽトゝ ｛ V . : : :
l: :|ヽ : : : : : 三ｿｨ ′ ﾉ : : : : :
ゝ:{ ＼: : : : 彡' l ゝ : : : . . : :
＼ ｀＼ ヽ: : : :ヽ ヽ,,`,,, ; ; ;_,;z;; ;, ､） : . : : : : :
｀ヽ￣￣￣｀ ､ ﾉ: : : : : ＼ ､;;='''ﾞﾞ"~´ ∠ゝィ: : : : : :
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::.. ＼ ＼ｒｚく ｊ : ＼ｊ: : : : ＼／: : : : ｝ Ⅵ |: . : : :
:::i::.. ヽ 丶ヽヽ.V: : : : : : : : : : : : : : :/ ／ヽlヽ : : :
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「もう少し何かあるかと思っていましたが…」
「ここまでドロスを破壊されれば充分何かだと思わんか」
「いえ、あの女のことです」
「ああ…」
全世界へ向けての意思表示、そして聖闘士たちへの宣戦布告を終え、
サーシェスはドロスを神々の通り道へと戻し、本拠地への帰路に付いていた
あの後、白野を初めとした聖闘士たちはドロスを無言で見送るのみで、いささか拍子抜けした気分では有った
確かに神の加護も得ず 神々の通り道に入れば消滅は免れないが、何らかのアクションを起こすかと思っていた
「なんだろうな？ 大人になったって事じゃねえの？」
「…確かに、以前とは何か違いましたが」
今、ドロスの甲板上に居るのは武装を解き、胡座をかくサーシェスと、その横に立つグラハムのみ、
サーシェス達…イノベイターの中でも、単体で神々の通り道へ入れるのはサーシェスと、
その加護を受けたグラハムのみ、他の者達はドロスの内部に居なければならないのだ
- 9142 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:20:07.99 ID:R0n8vMnK
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ノ : : :__ ﾉ : : /: : : : : : : : : : ,′: : : : : : | : : : :|: : :|/ｲ:／⌒ヾ.: :ヽ : : ヽ : : ヽヽ::',
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'/::::::::::::::::::::｜:::::::::|/::/ /／:::/／:／,':::;ﾊ::::::::::,' : |､:', _ノ,ィ''7´! ﾉ' : : : ヽ: : :|ーく::::::
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::::::::::::::::::::ヽ､',___／／:::::/ ,ｲ::/ぇ‐ｧ弋ｧァ/::/.: :,' { |｀ ﾉﾉ : : :;〈: |､: i ､ヽ、__,:
::::::::::::::: / :::::｀ーｧ'― ‐1:/::ﾚ' ／￣￣'´{:::{.: :/ レ' ー'イ: : : :/}::| |,|: |´｀ー‐'::
::::::::::::::/ ::::::::::: /::::::::::::::|'::::::ヽ、 ,| Ⅵ.:,' ´ヽ ′ : ,',ｲ´!ﾉ:|: |::::::::::::::::
:::::::::: ,′/::::::::,'::::::::::|:::: ヽ::: ::､:｀ー'ﾉ V 冫 / : : : {' V:::::|:/::::::::::::::::
:::::::::/ヘ{ :l::::::i::::::::::::!:::::::::::: : ､ヾ¨´ ,.ｲ ＼-､ r' '} 、 : : ﾞXﾞヽノ':::::::::::::::::::
r''¨￣｀¨ヽV´{:::|::::|::|::::::: ::: :::: ヽ.｀二ノ ｨ' ,､_＿＿,．- ' /,' | : : :ヽ ヽ{_, ｲ:::::::::::::::
￣ ｀ 丶､ ＼Ⅵ::::|::ヽ:::: : : :_;＞‐｀＝‐ ､_｀¨¨￣＿,, ,{/ ｜ : : : ヽ-r‐':::::::::::::ノ
_＞ 、 ＼!＞' ´￣ .: .: .: .: .: .￣ヽ｀ヽ､ }::::ヽv':::ヽ /|、 : : : : ＼::::}、／:::::
, ィ´ , ゝ'´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: . ＼ﾉ|'″::::::::＼ヽ`く ヽ: : : : ヽ Yイ:::::::::::
／ , イ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:｀ヽ.:::::::::ヽ::ﾍ::ヽ:} !ヽ: : : : }:', |::::::::::::
'´ ／ヽ、__ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /:／ .: . ヽ.::::::::ヽﾍ::｜｜:.}:}､ : ﾊj､|::::::::::::
. ヽ、.: .: .: ｀.: ｬ‐ ､ .: .: .: .: .: .: __, .:ノﾞ´〉｀ｧ-= :/::::::::::::',:}',:| ﾊ:,'ﾉ.:i:｜.:.j'__:::/::::
,ﾊ .: .:ヽ、 .:ヽ::::ヽ、＿_, ィ.: , イﾙ:'´: / .: .:./::::::::::::::::ij i:!/ 7ﾞ.:.:.:|: |:ノ.:.:.{ '::::::
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…違うって言えばよ、あいつの聖衣の胸元、見たか？」
「？ いえ、戦闘に集中していましたので」
敵地を離れ、安堵を得たサーシェスはくだらない話に興じようとしていた
「何か盛り上がってたんだよなぁ…あれか？」
「…あの女は確か平坦だったのでは」
「そうそう、それが一年でお前、そう変わる訳ないよな？」
「…まあ、当たり前に考えれば」
って事はよ、とサーシェスは嫌らしい中年男性地味た笑いを浮かべる(実際中年だが)
グラハムも主につられるように苦笑を浮かべた
- 9143 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:20:33.54 ID:R0n8vMnK
- ,ｨ _ ､__
八＿＿_ ´ ､_ ヽ ＼
ゝ ／ ´￣ ＼ ＼ ､ヽ
ア , ／ ｜ 、 ヽ ヽ＼ ヽ＼
/ ／ / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ﾑハ|｜| ヽi l ',
l / / / / l/l/ ､、 ＼ l !
ｒ レ / ,/ ! ' ／,. ≦￣＼_ ＼＼ ―丶 ＿_,ﾚ
|ー '/ ／／|､l l 「／ｒ公ﾃ〒 ﾘ / / ﾑ｀ ニ＝- ､_ヽ
ゝ__｛´厂 ､|Aゝ ﾄl〃 ﾞ='_ノ 丿ｲノl ハ )｜｜| l ｜| ｀`
Ⅵ | ｛ｨ汚i､! ´ ´ /' 〈 / 丿 / ,!/
`トlゝ _ゝ７ ｀ ｒ'_／ / 'l′
ﾝ | | ｌ /
ゝ _ ^ ﾉ Ⅵ| l |
ヽ _,,.. -;;ッ'ﾞ 川 | ､ヽ
`､｀¨二 ＿＿_jﾑ＿l≧ｚ
丶 ┌ｆ‘”￣ ￣｀ヽ
', _| | |
┌ｒ―……ゝ- ＜ | | |
｜| ∧ | | |
｜| _」_| | |
｜| ／ノ | | ／｀"ー- ,,,__
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 弋､__
ｲ:::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽﾆﾆノ
j::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::＞': : : : : : : : : : : : : ヽ
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ﾄ､_____ノ::::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ .|: : : : : : : ﾊ:::::::ヽ::::::|
ヽ､::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::-─ ､ノｲ: : : : : 丿j:::::::::ﾉ}:::ﾘ
Z::::::::::::::::::::::ﾘ::::::::::::::::::::::::::ｲ 弋ﾗミ从::::j::::ﾉｲ小:::／.ﾉノ
ｲ::::::::::::::::::::::ﾉ:::ｲ::::::::::::::::::::::弋___ ｿ' | ¨}:::::::/
>::::::::::::::::::´:::::ﾊ::::::::::::::::::弋ー´ ∨从小､__
{:::::::::::::::::::::,ｲ/ ',::::::::::::::ﾂ¨¨´ ､.＿ 〉′ ¨´
ヽ:::::::::::::::::::ﾄ }:::::::::ﾒ 弋==＝ｲ/::::{
r‐‐ﾐ､（::::::::::人. 八::::{| ＼ ￣´/::::小､__
/:::::::::::jｱ￣ ヽ､｀¨'' 从{ ＞ ､ j:::::::jj
小､ノ:::::::::::ｱ弋 ＞- ､_ ¨¨¨く__. ｀¨¨ |::::ﾉ
Y:::::::::::::ｲ ＼ ｀＞､_ ヽ＼ ヽ ﾚ′
/ｲ::::::::::::ﾘ ｀¨ー-- ､ ｀＞､j ﾊ
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「ブフッ… 元々格好つけではあったが…アイツにも女としての見栄みたいのが有ったのかね？」
「スペースドアーマーという可能性は？」
「ブアッハッハッハッハ！ その説いいな！ そういう事にしておいてやろうぜ！！」
中年男性二人が十代後半の女子の胸を肴に笑う、なんと醜い光景か！
- 9144 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:21:33.79 ID:R0n8vMnK
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|. :〈 ! :. 灯沁x､/:. :./. :/:7'':. : /
/| : ﾊ| :. :.|ﾋ,,ｼ "'ｨ芯ミ: ///
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『先程お前はアテナに感謝していたが』
「「！？」」
『今度は大人になった私に感謝すべきだな』
いつの間にか、サーシェスの首筋にはピタリと手刀が当てられていた
「なっ…馬鹿な…」
動けばただでは済まない、そう直感したサーシェスはその手刀の持ち主を見ることが出来ない
だが、それが誰かは分かっていた
「どうやってここに…！？」
それはグラハムも同じだが、彼はそれが誰かを見ることは出来た
『私に不可能はそんなに無い』
ドロスの甲板に、いつの間にか白野が立っていた
- 9145 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 19:22:03.65 ID:iixMpNWG
- 胸の話も聞いてたと
- 9146 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:22:19.04 ID:R0n8vMnK
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＼{:: :...､ _ ノ 八 : | :: :: ::|
厂／,へ:`ト .／|:: :: ::|:: :: :: |
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__/-､ ／ﾆﾆ∧:::{ / ヽ: : !ニニニ}h､
｢ニニニ∨ﾆﾆﾆ/ 八::| -― ／ﾆ.|:: :|ニニニﾆ∧
ﾉニニニﾆ} ニニﾄ-- i::|---.／ニニ.|:: :|ニニﾆ_ ／{
. 厂ニニニ.∧.ニﾆ.|.//.|::|:i:／ニニﾆﾆ.|:: :|´￣ニニニ〉
iニニニﾆ./} ∨ﾆ.|.//.|::}ニニﾆﾆ＞''"!:..:|ニニニニ/
{ニニニ /=ｉ ∨ﾆ!:／|::|＞''"￣ /|: :|ニニニﾆ/
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『それにしても、随分と楽しそうだったな…』
「うっ…」
白野が手刀を少し引くと、サーシェスの…神の力を得たサーシェスの首から糸の様に一筋の血が垂れる
「ま、待て！ サーシェス様に手を出すのはアテナによって禁じられているのだろう！？」
武装を解き、油断していたグラハムに今出来ることは、言葉で白野を思い止まらせる事だけだ、しかし
『今ここでなら、私がサーシェスを殺っても誰にもわからん』
当然お前も殺し、この船も沈めると、白野は感情の読めない目でグラハムを見る
- 9147 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:22:49.59 ID:R0n8vMnK
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ﾄ〈//ヽ 丶三三三三三三三三三二ニﾆ=‐＿,ｘ≦三三三三三
ﾊ/,ヽ///＞- -r―――=ﾆ二二三三三三三三'//////////／
|::.Y´|l へ'/三三|三三三三三三三三三三三三////,-/////.:::
ｌ::::|'/!| l::::::|l､_＜/|三三三三三三二ニ=__=ァ＝i////.::://///.::::
∨ｌ'/ｌ| |:::: l:{ ｀示ﾐ::::::::::／.// _,,,ィ"¨´ Y}'/,ﾘ///ゝ/////.::.::.
.';:}'/! .';:::::l.ヽ.._ゞ'_,}::::::/ ｨ/==≦¨示＝ミ ;人/Ｌ'/‐ｧ'´7.::⌒ヽ::::;
―――― -- ﾐl:::l .ｌ:从 二人::〈 .::|!{!:从_ じ' .ノ./.:::/.:::/.:/ /::.::.::.::.::.}/
二二二二二二.';::', ';::ﾄﾐｚ=‐' ::::ト､〉 ヽ :::::￣彡./.:::/.:::/:./ /::.::.::.::.::.:/
二二二二二二/':::', ’;:. :::;! .,.:'::／!:::;'_.〈__;′ー／:; ′
二二/二二二二:';:‘; ヽ〉 ::/ ヽ __／..:/ ,ﾉ::＞―‐ｌｰ::.::.:／
二ﾆ/二二二二ニ',∧ ハ ::;′ /.:;:::::／／.::.::.::.:::{ｌ:_,:イ
二'/二二二二二ﾆ';:∧ . ∧ ヽ ‐ .;':::/／／..::.::.::.::.::.::ﾘ::::人
/::,'二二二二二ニ::〉_ハ :::', ヽ、＿_ _{／:／.::.::.::.::.::.::.:::/:／//＼
::/ニニニニニニニ}/.::/{ i ､.｀ー 二二ア.:／.::.::./.::.::.::.::.::./ｲ'//////＼
;'二二二二二二二l!:::/.:|l . ∧. /.::::::: iヽ／..::.::.::/.::.::.::.::.:／//////////,＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（…やられた！ 完全に油断していた！）
身動きの取れないサーシェスは、頭の中でこの状況をひっくり返す策を探していた
神の力を理解し、強大な力を得たとは言え、サーシェスは人間だ、首を落とされれば当然死ぬ
（何か…何かないか！？）
しかし、その頭脳労働は白野の一言で止まった
『だから大人になった私に感謝しろと言ったのだ…ここでお前達を殺す気など無い』
そう、殺す気であれば、馬鹿話をしている時に殺していた
- 9148 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:23:34.75 ID:R0n8vMnK
-
. ::＜: : ｀´: : : ＞:: .
／.: : : : : : : : :_ : : : : : : ＼
/. : : : :／ : : : : : : : ｀ヽ: .ヽ ∧
/. : : : :/ : : : : : : : : : : : : :', : :',:∧
∥: : : :/ : : : : : : : : : : : : : : :',: : ',: ',
∥ : : : i : : : : : : : : : : : : : : : : ',: : :', :',
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|: : l : : l |l: : l: : |! : : : !: : : : !l: ::|: :｜::|
|: : :.ヽﾄィ==-､ ;|l;: : :/,.ィ=ニ=iｲ! : :|: :|
l: : : : : 代:し:八| ヾ/ 代:し:ﾉ!i : :｜ l
!: : : : :| ￣ ￣ |: : :｜:i!
}!.: : : :|、 , /: : : :l : l
}! : : : :l ＼ _ _ ／:l: : : :l: : ',
∥l: : : : l: : : ト. イ: : :l: : : :l!: : :',
∥: lﾄ: : : i!: : :| ＞=＜ | : : !: : : i! : : ∧
/. : : }! : : :}!:_:_}l |{_:_:!: : : i! : : : ∧
/._:_:_:_i}: : : :i!:;ｲ ﾉ∨i!: : : {_:_:_:_:_∧
,イ////.八 : : :乂 ﾉ: : : 八/////｀ヽ
//////ノ: : :): : : : :)＼ ／(: : : :(: : :ヽ/////∧
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…じゃあ、何しに来たんだよ」
内心冷や汗を拭いながらサーシェスが尋ねる、無論、未だ身動ぎ一つ出来ない状態だ
『アテナは私の獲物だ、それを一言伝えたくてな』
「…へぇ？ どういう心変わりだ？」
あのとき、俺の誘いを断ったのに、今になって何故
『勘違いするな、お前と違って殺す気はない…ただ、アテナは私が倒す』
それだけ言って、白野の姿が甲板上から掻き消える、恐らく、現れた時も似たような状況だったのだろう
- 9149 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:24:00.61 ID:R0n8vMnK
-
｜ V / ィ＿ノ: / : /. : . /: . :{从ｨｿ.
Ｖ/ ,' 廴＿ ィ : l: : : . ｌ . :／ ＼: . .
｛{ | . . : : : : |: : : l : :/ ＿＿ Ｖ: :
｀ | . . : . : : ｲ : | | : : : : ､_廴／≦ Ｖ:
, | . : : : : : : lﾉ∠l∧: | : /ｒ≦ｨ矛了 // : .
｛､＿ノ /. : : : : : : l´ｒ弋仗 ゝ:| 二￣ /ｲ: . : : .
ﾞー‐ ｲ: |: : : : : : :ゝ ￣ ヽトゝ ｛ V . : : :
l: :|ヽ : : : : : 三ｿｨ ′ ﾉ : : : : :
ゝ:{ ＼: : : : 彡' l ゝ : : : . . : :
＼ ｀＼ ヽ: : : :ヽ ヽ,,`,,, ; ; ;_,;z;; ;, ､） : . : : : : :
｀ヽ￣￣￣｀ ､ ﾉ: : : : : ＼ ､;;='''ﾞﾞ"~´ ∠ゝィ: : : : : :
:. ＼＿__{ : : : : : 厂∧ イ￣ヽ ／ヽ.／{: : : . : : : :
::.. ＼ ＼ｒｚく ｊ : ＼ｊ: : : : ＼／: : : : ｝ Ⅵ |: . : : :
:::i::.. ヽ 丶ヽヽ.V: : : : : : : : : : : : : : :/ ／ヽlヽ : : :
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「……フゥー…… 何でもありだな、あいつ」
「…ですね」
周囲から完全に白野の気配が消えたことを確認すると、サーシェスとグラハムは緊張から開放され、大きく息をついた
「しかし…やはり手強いな、アイツは…」
サーシェスはこれから先に事を考え、少し気を重くするのだった
- 9150 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:24:24.77 ID:R0n8vMnK
- _. . . . . . . . _ -―､
. : : : : : : : : : :.ｆ｀ヽ､ , '" _,.. ） ）
／: : : :ヽ: : : : : : :! ',＼.Y.／-‐'" ／
.: : : : : : : : :V" ヽ: : V '; :.ハヽ‐''"
/: :{: : : : : : :ﾊ;"´ ヽ:.∨ ; :l .i､ ｀ ｰ- ._
/: :ハ: :'; :､: :l､ﾊｨ巧` l:.＼ヽ! .!:ヽ ー- ._ ヽ
,: ; : : :lヽ ､ゝヽ `"´ !-､: :.! .l: : :. ヽ.}
ﾉ;.ｲ : : l ィ巧、 ,. ':j }: :l '; : :ヽ ｿ
´ .!: : :.:ゝ`" ,. ,. ｲ: :入乂: : : ､
l:i､:乂ヽ ,.-‐＝=- ､:,:-‐-､ゝ: : : :、
V:`:ゝ: :＞, ／ニニニﾆ／ニニﾆ＼: : : ＼
/: : : :./ : :,ｲニニニﾆ,ｲニニニニニニ==┐、
,ィﾆニヽ /: : : : /／ヽ二二二/二二ニニニニニﾆﾆl: :.ヽ
,ｲｱ⌒!ﾆﾆヽ ,: : : : : /ニニ!/￣ ヽ〈二二ニニニニニニﾆl: : : :丶
/=/ .l二ﾆﾆ、 ,.: /: : : /ﾆニニ' ,.ィニ＞､ニニニニ／二ﾆ{: : : : : : ＼
,ｲ=/ .lニニﾆ＼ ,: :/: : : /ﾆﾆニ/ﾆニニ二二二ヽニニイ二ニニ＼: : : : : : :.＼
. /ニ/ .!ニニﾆﾆ＼ ,.: :,:': : : /_,.-―ﾏ!二/ ｀マニニﾆﾆY'''''''＜ニニニニ＞ ､: : : : : ｀: .、
. /二/ .|ニニﾆｉﾆﾆ＼:": /: : : ハ／ニニiﾆ/ ｒ-―‐-､/､: : : : ｀'＜ニニニニ,＞ ､: : : : : : : ､
. ,ｲﾆﾆ' .l二二ﾆlニﾆﾆヽ': : : /;.ｲニニニ,ィ i ゝ / ＼ : : : : : ヽ二ニニニﾆﾆヽ: : : : : :
. /ニニ' : lニニニ!二ﾆ/: : :,.ｲ'二ニﾆﾆ／ .!/ ,.! l ` : : : : : :〉'"二ニニﾆﾆｊ.: : : : : :
/ﾆﾆニ' .i lニニニｌ二/: : :/ﾆ〉ﾆiニﾆ／ /l : 〈 ､{ /ニニニニニ/: : : : : : :
. /=ニ二' .l |ニニ!ﾆl=/: : :/二'二l二/ ./.ﾉ ｊ V ＼ ,ｲニニニﾆﾆ／: : : : : : : :
{ニニニ!‐''"￣｀ヽ; lニニlニ/: : /二/ニﾉ=/ ,ｲ / V .＼､ ,ｲ二ニニニ／ ｀ ｰ-: : : :
. 'ﾆニニl ー - ､l二ニｌ_/: :./!'マ二＞'" fニ>' ヽ-‐=＜￣.ノ ,ｲニニニニ／
. ヽﾆニ! ;|二ニ!' : /"/ ´ .,ｲ/ ,. ＼ニﾆ＼=‐＜ニニﾆﾆ／
. ﾏﾆl ／: !ニﾆ,: :./:,:' .,ｲ'/ : ./!＼. / ＼ニﾆ＼二＞ー=∠--- 、
ﾏ! ／: : : |ﾆﾆ,: :./' .,ｲ// '､∧￣｀,' ヽ二二丶ニﾆﾆ＞ ､二ニ＼、
ﾞ ／: : : : : l二l: :/ ,ｲ/ ., ＼.､ { ,. ―---- ､.ヽニニﾆ＼ニニニ＞､ニﾆ＼ｰ--
／: : : : : : :.:lアl: ; ,ｲ'/ .i ､`.ｌ l ヾ、 l｢ ヽ二二ニ＼ニニニニニニニ=‐
. ／: : : : : : : :, ' ´ .l: ! ／, ' .!. :,ﾉ; l ､、 ll ヽニニニﾆヽニニニニニニニ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…起きた？ 用事はもう済んだの？」
「うん、釘を差してきたよ」
メルトリリスの膝枕の上で白野は目を覚ました
聖域への帰還準備中、突如「精神集中したいから少し寝る」と言い出した白野を、
メルトリリスは見守っていたのだ、膝枕は自主的に行ったのだが
- 9151 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:24:50.89 ID:R0n8vMnK
-
／ .: : : : : : ヽ: :＼: : : : : :
／ .: : : : : : : : :.. : : : :. : : : :
´ .: : : : : : : : : : :. : : : : ∨: :
{ / . : :|: : : : : : : : : : .}: : : : : /: :
人{: :{: : : |l: : : : |: : : : : :}: : : : : }_:_:
} =ミ＼ 八: : : :|＼: : : , : : : : : }: : :
jﾉ汐 ===ミメ、:l:ヽ:/: : : : : : }: : :
--‐ ´ __)心N: :/: : : : : : ∧: :
}:., { 乂_う∨: : : : : :.∧: : :
| =ゝ==イ/: : : /: : ∧: : : :
ヽ ````／: : : :: : : : : : : : : :
, 丶 ￣ ／: : : ／: : : : : : : : : :
人 ／: : : ／: : : : :./: : : : : : :
｀`～､ ／: : : ／: : : : : :./: : : : : : : :
. : .／: : : : : : : /: : : : : : : : :
/ . ／: : : :／}: : : }: : : : : : : : : :
/ . :／: : : :／==}: : : }: : : : : : : : : :
,′／: : : :／====}: : : }: : : : : : : : : :
／: : : :／======}: : : }: : :|: :|: : : : : :
／ : ,..､イ--------}: : :人 : j 八: : : : : :
. ／: : :(__ー‐‐‐‐_＿＿_彡'===ヽ: : : :＼: : : :
(: : _ -=========-＼＼＼==== }: :＼: :＼: :
У=======＼=====.＼＼＼==八 : : ＼: :＼
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「まあ、はったりを利かせてきたってのが正しいかな」
セパレートシャドウ、親族より習い覚えた技は思いの外役に立った
幾ら神々の通り道とはいえ、只の影ならば侵入は可能だ
流石に別次元であった為、ほんの少しサーシェスに傷を負わせる程度が限界だったが、脅しには十分だろう
…そして、伝えるべき事、宣言は終わった、サーシェス以外には伝えられない胸の内を
- 9152 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:25:23.81 ID:R0n8vMnK
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{三三三三{ |:::::／ニニニニニニニﾆﾆ):::::ﾉニニニニ/::::::|ニニニニニ/二二:::::::::/
{三三三三} |:/ ＼ニニニニニニニニ／ニニニﾆ∨ :::::::|二二二二/二二二::::::｛
＼三三 ノ /＿＿ ＼ニニニニニﾆ／ニニニニニ」:::::::::::|ニニニﾆ/ニニニ二::::::＼
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「…よし、総員撤収！ この度の戦、戦功第一は我等だ！！」
白野の言葉に、独立派の同志たちは歓声をもって答える
だが、この勝利は緒戦を飾る物に過ぎない、これからも、勝利し続ける事こそ肝要なのだ
（サーシェス、お前たちの思い通りにはさせないぞ！）
それとこの胸は自前で本物だ！
白野は己の誇りを守る為に新たな戦いへと向かうのであった
- 9153 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:25:47.75 ID:R0n8vMnK
-
ただ、白野には一つ気掛かりな事が有った
ドロスの損害や敵を作りかねない各国への宣言
…サーシェスとは、こんな性急な男であったかと――
- 9154 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 19:26:27.02 ID:iixMpNWG
- タイムリミットでもあるのかね？
- 9155 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2018/06/06(水) 19:26:43.31 ID:R0n8vMnK
- はい、今日の所はこんな感じでさらばだ！
また近いうちに！
- 9156 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 19:27:21.96 ID:iixMpNWG
- 乙でした
- 9157 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 20:01:30.80 ID:nV2t+BM7
- 終わってたー、乙です
- 9158 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/06(水) 22:38:53.90 ID:Ia5P3RZw
- おつおつ
ブランクオブオパイヤーズだぞ
- 9159 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/07(木) 00:03:05.55 ID:dfXM3R/G
- おつでした-
- 9160 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/07(木) 04:26:41.46 ID:TVfq/fP0
- 乙でした
敵も味方も有能という中にあって、両者にドン引きされる我らが首領殿は流石だな
- 9161 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/07(木) 06:09:58.15 ID:agSuW2yq
- 敵も味方も大概ドン引きさせる主人公を見よ
おつおつー
- 9162 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/06/07(木) 19:59:22.43 ID:pmENM8yW
- 乙乙！ サーシェス＆グラハム、ギルティ。
まあ、人間が神を倒すんだから、限界が来そうなのはお約束だよね
- 9163 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/10/03(水) 08:33:31.42 ID:s2g1E+4Z
- ぬるぽ
- 9164 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/10/03(水) 17:31:09.14 ID:PVFBiq1G
- がっ
- 9165 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/11/16(金) 18:28:19.10 ID:DA0mTEpo
- にゃーん
- 9166 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/12/03(月) 03:25:25.01 ID:tiqV4Clb
- わおーん
- 9167 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2018/12/04(火) 23:45:59.83 ID:2TtuO3yf
- うーん…
- 9168 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/01/01(火) 22:29:42.95 ID:4McRQrWo
- あけおめ
- 9169 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/01/02(水) 17:33:19.29 ID:nvVQefel
- あけましておめでとうございます
- 9170 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/05/11(土) 22:12:37.28 ID:c3gu+eD9
- 元号が変わってしまった
- 9171 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/05/12(日) 07:06:17.99 ID:maXZy1Eq
- 令和世界でコスモを燃やすです？
- 9172 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/05/12(日) 13:54:57.38 ID:L3ofJyPi
- ユウキコスモを燃やすです
- 9173 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 19:09:50.49 ID:rcdMkwVM
- 遂に一年が経ってしまわれた…
- 9174 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 19:44:03.41 ID:lP5/Qklg
- サーシェスに敗北してしまったのかもしれん
- 9175 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 21:16:00.45 ID:fF7osZBh
- サーシェスになんて絶対に負けない！
- 9176 ：ふさたん ◆EzDHaPJtgg ：2019/06/25(火) 21:44:36.81 ID:LFKTF932
- すまんの、私生活で色々あって、落ち着いたのここ最近なのよ（具体的にはこの一年で職場が変わった）、ストレスで体重落ちるって本当の話だったのね
でも一年も空けてまだ待っててくれる人が居たので、ダイジェストを挟んで取り合えずケリだけはつけたいと思います
しばし待たれよ（ストーリーの読み直しから）
- 9177 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 21:49:43.53 ID:rcdMkwVM
- お久しぶりです！ダイジェストでも続きが読めるのは嬉しい！
- 9178 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 22:01:18.12 ID:lP5/Qklg
- お大事にね
しかしアテナのレズ友従者になってしまうふさたん想定外安価も今や懐かしい……（捏造された記憶
- 9179 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 23:03:31.40 ID:fF7osZBh
- ！？
- 9180 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/25(火) 23:35:57.24 ID:Mj8s5wmk
- とりあえず全部ダイジェストでよろしいのでは
- 9181 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/26(水) 01:26:51.72 ID:HfETZT7I
- おかえりー
- 9182 ：名無しさん管理スレその７の>>1-6をご覧ください：2019/06/26(水) 16:44:20.23 ID:htuBm4Di
- なん……やて……
- 9183 ：名無しさんスレッドの埋め立ては空いている時間に：2019/07/01(月) 02:24:51.64 ID:OUZ1F8Xo
- わーい
- 9184 ：名無しさんスレッドの埋め立ては空いている時間に：2019/07/02(火) 04:21:37.93 ID:AaY34Ln+
- 待ってたぜェ!! この"再開(とき)"をよォ!!
- 9185 ：名無しさんスレッドの埋め立ては空いている時間に：2020/04/25(土) 15:41:22.26 ID:sGgZgPEs
- ぬるぽ
- 9186 ：名無しさんスレッドの埋め立ては空いている時間に：2020/04/26(日) 20:03:59.30 ID:OCBxV87R
- ｶﾞｯ
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